「『Live Your Life』というビジョンを掲げ、働く個人にフォーカスして事業を展開するWarisの文化が好きです」
Customer profile
メリービズ株式会社
代表取締役社長 山室佑太郎様
バックオフィス業務のオンラインアウトソーシングを提供する、メリービズ株式会社。専門性の高いプロ経理スタッフによるサポートが評判を呼び、事業拡大を続けています。創業期から7年近くの間、さまざまな職種においてWarisのプロフェッショナル人材を活用いただいている同社。代表の山室さんに、Warisを選び続ける理由や、フリーランス人材との関わり方についてお話をうかがいました。
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課題
- 事業立ち上げ直後からPMF(プロダクトマーケットフィット)達成までの、正社員の採用に難しさを感じていた。
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成果
- 事業立ち上げの直後から、専門性の高い人材を採用し、初期のチームを立ち上げることができた。
- その後、顧客を担当する業務設計コンサルタントやクライアントサクセスなどさまざまな業種でWarisのプロフェッショナル人材を活用し続けている。
- 現在は、経験を積んだ業務委託人材が、新たに採用された業務委託人材の指導にあたることで、フリーランスとして働く個人が成長できる体制を整えている。
企業の経理に関する課題を、オンラインで解決
「バーチャル経理アシスタント」「メリービズ経理DX」などのサービスを通じ、経理に関する企業の課題をオンラインで解決する、メリービズ株式会社。日本全国にいるプロ経理スタッフや各分野の専門家が、顧客の業務をサポートしています。
「当社の設立は2011年です。当初は、レシート入力代行のサービスを手がけていました。確定申告のために利用される個人のお客様が多かったのですが、うまくPMFすることができませんでした。そこで、2017年に個人事業主向けのサービスから、法人向けに大きくピポットする形で、バーチャル経理アシスタントをリリースしました」と、同社代表取締役社長の山室佑太郎さんは振り返ります。
バーチャル経理アシスタントは、日本全国にいるプロ経理スタッフが、仕訳入力や会計ソフトの導入まで、経理に関する多様な業務をオンラインで支援するのが特徴です。法人の課題解決のみならず、「キャリアを生かして働きたいけれど、時間や場所の制約があり、希望を叶えることが難しい」というプロフェッショナルな人材に活躍の場を提供することにもつながっています。「SaaSが浸透し、コロナ禍を経てリモートワークが普及したことで、業務のアウトソーシングに対するハードルも下がり、事業は順調に成長しています」(山室さん)
同社とWarisの出会いは、7年以上前にさかのぼります。「事業を立ち上げるにあたり、専門性の高い人材が必要でした。とは言え、事業立ち上げ直後、まだPMFを達成していない状況で正社員を採用するのは簡単ではありません。そこで、繋がりのあったWarisさんに相談したのです」(山室さん)
「事前のヒアリングで、Warisは単に人材を紹介するだけでなく、当社のカルチャーを理解しようとしてくれる『パートナー』だと感じました。特に創業間もない時期はメンバーが皆多忙で、じっくり対応できないこともあったと思います。そんなときでもWarisのスタッフはこちらの事情を汲み、ホスピタリティを持って丁寧に進めてくれました」と山室さんは言います。
その後同社では、顧客を担当する業務設計コンサルタントやクライアントサクセスなどさまざまな業種で、Warisのプロフェッショナル人材を活用し続けています。
業務委託人材も「同じ船の仲間」 オープンに情報を共有
「Warisから紹介してもらった方は、皆さん印象に残っています。例えば昨年から活躍しているAさんは、プロ経理スタッフに応募してくださった方々と最初に接点を持つ『コミュニティマネジメント』の担当です。応募者の中には、キャリアにブランクがある方も多いのですが、Aさんは会社の顔として、明るく安心感のあるコミュニケーションで寄り添ってくれています。とてもパワフルな方で、新しくジョインしたメンバーへのインプットも担当してくれたりと、まさに『最強』の人材ですね」と笑顔を見せる山室さん。
メリービズでは、「正社員だから」「業務委託だから」などと雇用形態によってスタッフとのコミュニケーションを変えることはないといいます。
「外部の人材だからと言って、依頼する業務のことだけを話すのはもったいないと考えているんです。同じ船に乗って一緒に仕事をしていく仲間であることには変わりないですし、皆でビジョンを共有して、同じ景色を見ながら仕事をするほうが楽しいじゃないですか。
仕事をお願いすることになった方には、業務の話をする前に、まず会社のビジョンや現在の状況、募集の背景を詳しくお伝えします。こちらからも、メリービズでの仕事だけでなく、人生観や今後どんな働き方をしていきたいかなど、1on1でじっくりお話をうかがいます。入社時には各チームから組織についてのインプットをするなど、『巻き込む』ことを大切にしているんです」(山室さん)
フリーランスとして働きながら成長できる。育成制度も整備
同社には、クライアントの課題を洗い出し、業務を整理してプロ経理スタッフに引き渡す、「業務設計コンサルタント」という仕事があります。この職種でも、Warisからご紹介した業務委託の人材が複数活躍しているそうです。
「チームを立ち上げる際には、専門性が必要な部分をWaris人材に担保してもらって、役割分担しながら体制を作り上げていきました。
長くフリーランスを続けている方は、高い専門性を持ち、初めから自走できる場合が多いです。ただ、ここ2年ほどの間に働き方の多様化が進み、これからフリーランスとして活躍していきたいという方も増えてきました。中には、ポテンシャルはあるものの、即戦力としては経験が不足している方もいます。
そのような方に成長の機会を提供するため、一定の経験を積んできたシニアコンサルタントの指導を受けながら、ジュニアコンサルタントとして業務を担当してもらう制度も少しずつですが整えています。メリービズとつながることで新たな学びがあり、仕事の幅が広がるとフリーランスの方に感じてもらえることは、当社にとっても優秀な人材の確保につながり、メリットが大きいのです」(山室さん)
働く個人に寄り添った事業を展開する、Warisの文化が好き
数多くの人材紹介会社が存在する中、メリービズでは、なぜ10年以上にわたりWarisを利用し続けているのでしょうか。
「『Live Your Life すべての人に、自分らしい人生を。』というビジョンを掲げ、あくまでも働く個人にフォーカスして事業を展開するWarisの文化が好きです。私たちも個人の新しい働き方の実現すべく邁進していますが、事業のきっかけは法人のお客様が抱える課題から始まっているので、スタート地点は真逆ですよね。でも、場所や時間を選ばない働き方という解決策には共通項も多く、だからこそいいタッグだと感じています。人に人格があるように、会社には「法人格」があって、たぶん、当社とWarisは会社としての相性がいいのでしょうね。
Warisの登録者は、ただ仕事を探しているというだけでなく、Warisのビジョンに共感している方が多いという印象を持っています。だから、当社との親和性も高いのではないでしょうか」と山室さんは語ります。
「最近、お世話になった方が事業を立ち上げることになって。プロフェッショナルな人材を探していたので、『働き手に寄り添った事業展開をする、素敵な会社がありますよ』とWarisを紹介したんです。
われわれもWarisさんに寄り添っていただきながら、相互の信頼関係の中で支援いただいていることを日々感じているので、安心してご紹介することができました。自信をもって誰かに紹介できる会社、というのがすべてだと思います」(山室さん)
企業の事業成長と、個人が楽しく働ける社会の実現を目指して
メリービズでは「ビジネスを楽しく」というビジョンを掲げています。「法人も個人も、得意な分野、やりたいことに集中できる社会を実現していきたいと考えています。法人に対しては、バックオフィス業務を私たちにお任せいただくことで事業成長に注力していただく。そして個人に対しては、キャリアを途絶えさせることなく働ける機会を提供していくというビジネスの形は、これからも変わりません」と山室さん。
2022年には、クラウド会計や経理業務プロセスのDXを支援する「メリービズ経理DX」をローンチしました。コンサルタントや会計士などの専門家が、課題の洗い出しから業務プロセスの設計、運用までを一気通貫で支援する新サービスです。
「法人のお客様に対しては、コンサル領域でのDX支援を深めると共に、総務や労務など経理以外の部門にも、バーチャルアシスタントの機能を広げていきたいです。一方、働く個人に対しては、仕事の幅を広げたい方にリスキリングの機会を提供したり、ライフステージが変わりキャリアアップを考えている方にさまざまな仕事の機会を紹介することにも挑戦したいですね」(山室さん)
法人、個人の両サイドからビジネスの課題解決に取り組む同社の歩みを、Warisはこれからも二人三脚で支えていきたいと考えています。
※本インタビューは2023年12月に実施したものです。
- メリービズ株式会社
- https://merrybiz.co.jp/
- ■設立/2011年7月
■会社概要/
「ビジネスを楽しく」をビジョンに掲げ、多才な個人がイキイキと活躍し、企業の経営や業務の課題を解決できる社会の実現に向け、新しい働き方・新しい組織をつくるサービスを企画・運営。