Case Study

株式会社グローバルウェイ

経理や人事のプロ人材6人を登用し、第二創業期の事業成長を加速。CFOが語る業務委託活用のメリット

「Warisから紹介していただく業務委託人材は初めからスキルフルで、業務の立ち上がりが早く、企業にとってメリットが大きいです。採用や人事管理の面でコストが少ないことも魅力ですね」

Customer profile

株式会社グローバルウェイ
CFO 新井普之様

人材、技術の両面から企業のDX推進の支援を行っている株式会社グローバルウェイ。第二創業期を迎え、成長を加速させる中、財務経理や人事総務など、管理部門を強化する必要が出てきました。事業の成長スピードに合わせた、求めるスキルや経験を持つ人材の採用に困難を感じ、Warisにご相談いただきました。経理や人事など、のべ6人のプロフェッショナル人材を活用し、管理部門の安定した運用を実現しています。

  • 課題

    • 第二創業期を迎え、事業と組織が拡大する中、管理部門の体制強化のため正社員採用を考えていたが、採用までに時間がかかり、事業成長のスピードに合わせて適時適切な正社員を採用していくのは難しかった。
  • 成果

    • 専門性が高く、初めから自走できる経理や人事のプロフェッショナル人材をスピーディに、コストを抑えて採用することができた。
    • 業務委託人材の活用が、経理部門や人事部門の安定した運用につながっている。
    • Waris人材はチームメンバーと良好な関係を築き、オペレーションだけでなく、壁打ち相手になったり、他社の事例を共有するなど正社員のメンバーにもプラスの影響を与えている。

「人材」と「技術」 2つの柱で企業のDX推進を支援する

法人向けクラウドサービスの導入支援、システム開発支援や、働く人のためのプラットフォーム「キャリコネ」などを通じて、DX(デジタルトランスフォーメーション)市場に価値を提供する、株式会社グローバルウェイ。DX市場の成長を追い風に成長し、2024年で創業から20年の節目を迎えました。

働き方改革を推進する社会の動きや、コロナ禍によるリモートワークの普及を背景に、DX推進に投資したいという企業の意欲は高まっています。しかし、「多くの日本企業が『DXに投資したいけれど人材がいない』『デジタル技術に関する知識やノウハウが足りない』という課題を抱えているのです」と同社CFOの新井普之さんは指摘します。

「そんな課題を解決するべく、当社は、『人材』と『技術』という2つの軸で事業を展開しています。『人材』の分野ではメディア事業や人材紹介、『技術』の分野ではクライアント企業のDX化支援を得意とし、継続してご利用いただくお客様が多いのも特徴です」(新井さん)

2020年には新たな経営体制のもと、中期経営計画を策定。第二創業期を迎え、成長を加速させています。

「中期経営計画の達成に向け、それぞれの事業が成長する中、管理会計の仕組みを整える必要が出てきました。エンジニアやキャリアコンサルタントの採用にも力を入れており、今後さらに組織が大きくなると予想され、組織面の進化も必要となっています。年齢や国籍、それぞれのライフステージなど、メンバーのバックグラウンドや働き方も多様化していくでしょう。従業員がより働きやすい環境を実現する必要があると考え、人事総務の機能を強化することにしました」(新井さん)

当初は正社員で、財務経理や人事総務を担う人材を採用しようと考えたという新井さん。複数の人材紹介会社に登録しましたが、なかなかニーズに合う人材に出会うことができませんでした。

「組織が急成長するフェーズなので、管理部門にも一定の負荷がかかります。ある程度の経験やスキルを持ち、自走できる人材を探していたのですが、正社員だけで条件を満たす方を採用するのは難しい状況でした。そんなとき、前職で一緒に仕事をしたことのある業務委託の人材が、非常に能力の高い方だったことを思い出したのです。その方を紹介してくれたのがWarisでした。また機会があれば利用したいと考えていたWarisに、人材紹介を依頼することにしたのです」(新井さん)

経理や人事領域で、のべ6人のプロフェッショナル人材を活用

ご依頼を受け、Warisから最初にご紹介したのは、経理のプロフェショナル人材であるRさんです。

「Warisに相談して間もなく、当社が求めるスキルを持つRさんを紹介してもらいました。原価計算の精度を上げるため、会計ソフトをバージョンアップする3ヶ月間ほどのプロジェクトで、Rさんは大きな役割を果たしてくれました」(新井さん)

その後も、リモートワークで経理の仕訳業務を担う地方在住のMさん、給与計算など労務周りを担当するSさん、人事企画として活躍するOさん、即戦力として採用オペレーションに携わるHさん、さらには上場企業での役員経験を持つTさんなど、グローバルウェイではのべ6人のWaris人材を、管理部門で次々に採用しています。

「Sさんは部署のメンバーと良好な人間関係を築き、こちらからお願いした業務にとどまらず、気づいたことがあれば、『私がやりましょうか』と積極的に対応してくれています。Oさんは非常に明るくポジティブなキャラクターで、正社員のメンバーの壁打ち相手にもなってくれています。機密にかかわらない範囲で、他社の事例も紹介してもらえるのも助かりますね。

Warisから紹介された人材は専門性が高く、業務の上でも自走することができます。フリーランスとして複数の会社を経験してきた方は、新しい環境でも立ち上がりが早いですし、スピード感があるのもありがたいです」と新井さんは語ります。

Waris人材を登用したことで、同社では経理や人事などの業務が安定して運営されるようになったそうです。

「スキルフルな人材をスピーディに紹介してもらえる、Warisのサービスはかゆいところに手が届くと感じています。担当者の動きも早く、私が多忙なときにもメッセージなどで適宜フォローしてくれるので、非常にありがたいです」(新井さん)

雇用形態による区別はしない。同じ情報にアクセスできる体制が成果を生む

業務委託人材を活用する上で苦労したこと、工夫したことはなかったのでしょうか。

「当社は東京本社のほか、アジアへの進出を視野に、福岡や沖縄にも拠点を構えています。フルフレックス制を導入しており、リモートワークの活用率も高いです。時間や場所の柔軟性が高い働き方がもともと浸透していたので、業務委託の方を受け入れる際にもスムーズでした。やりにくさを感じたことはないですね」と新井さん。

「重要な決裁など、権限の問題から社員が担当しなければならない役割もありますが、それ以外の場面では基本的に、雇用形態による区別はしていません。『業務委託だからこの仕事はさせられない』とか、『この情報にはアクセスできない』という仕組みにしてしまうと、仕事がしにくくなります。業務委託の方でも、正社員と同じように情報にアクセスできる、フラットな仕組みにしたほうが働きやすいですし、成果を出しやすくなるのではないでしょうか」

スキルフルで採用や教育のコストが少ない、Waris人材を活用するメリット

同社では、特に管理部門において、今後も積極的に業務委託人材を活用していきたいと考えているそうです。

「私自身、前職までは正社員中心の組織で働いていたので、業務委託の人材をチームメンバーとして迎え、戦力として継続的に活躍してもらうという発想がありませんでした。一時的にフリーランスの方にサポートしてもらうことがあったとしても、社内にノウハウが蓄積しないと考えていたのです。

ですが、近年は正社員でも転職のハードルが下がり、数年でほかの会社へ移ることが珍しくありません。別の会社へ転職する社員に、『新井さんから教えてもらったノウハウを世の中に広めに行ってきます』なんて言われたこともあり、『なるほど、そういう時代なのか』と思いました」と新井さんは振り返ります。

「Warisから紹介していただく人材は初めからスキルフルなので、教育の必要がなく、企業にとってメリットが大きいです。採用や人事管理の面でコストが少ないことも魅力ですね。

ライフスタイルが多様化する時代、能力の高いプロフェッショナルな個人が、正社員だけでなく、フリーランスなどさまざまな働き方の選択肢を持つことは当然だと思います。会社としても、業務委託の人材を積極的に受け入れたほうが、多様性の高い、いいチームを作れるのではないでしょうか。1年前の自分に『どうして正社員にこだわっているの?』と言いたいですね」(新井さん)

あらゆる業種・業界においてDXが加速する中、「“人” と “技術” を新しい時代のために」という経営理念を掲げ、さらなる事業拡大を目指すグローバルウェイ。多様性を強みに変えて進化し続ける同社の組織づくりを、Warisはこれからもサポートしていきます。

※本インタビューは2024年1月に実施したものです。

  • ■設立/2004年10月
    ■会社概要/
    「“人” と “技術” を新しい時代のために」という経営理念のもと、法人向けクラウドソリューション開発、転職・就職の総合サービス、人材紹介、シェアリングビジネスを提供。