セクシュアル・マイノリティへの取組み評価指標 「PRIDE指標」でゴールド初受賞
【プレスリリース】
セクシュアル・マイノリティへの取組み評価指標 「PRIDE指標」でゴールド初受賞
Warisは、2021年11月11日、任意団体「work with Pride(以下、wwP)」が定めた日本の職場におけるLGBTsなどのセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標である「PRIDE指標」において、最高ランクの「ゴールド」を初めて受賞しました。
受賞コメント
執行役員・CHRO / コーポレート本部長 杉山洋江(写真左)
Warisは、創業8年目の約40名規模で運営している人材サービス企業です。私たちがLGBTフレンドリーなカルチャーを整備したきっかけは、性的マイノリティー当事者がジョインしてくれたことでした。選考段階から性的マイノリティであることをオープンにして、Warisを志望してくれたのです。
Warisはビジョンである「Live Your Life すべての人に、自分らしい人生を。」のもと、すべての人がその違いを認め、その価値観・望む働き方が尊重され、誰もがその能力を発揮し続け輝くことができる社会の実現を願って人材紹介事業等を展開をしておりますので、LGBTsであることは選考の障壁とは一切考えていませんでした。むしろ、既存メンバーがLGBTsについての学びの機会をもつことができ、成長につながる良い機会となりました。
彼女は、今年最も売上や貢献が大きかった社員に贈られるMVP表彰を受賞しました。特別扱いすることなく、ただ能力を発揮できる環境を提供するだけのことが活力となり、さらに事業をも大きく成長させることを証明しています。彼女は営業活動の中でも、紹介する人材の本質的な価値や能力を積極的にお伝えしています。このような活動を通じて、企業の考え方や社会を変化させていく一助となることを嬉しく思います。
■PRIDE指標とは
wwPが、企業等の枠組みを超えてLGBTsが働きやすい職場づくりを日本で実現することを目的に2016年に日本で初めて策定した指標。PRIDEの各文字に合わせた5つの指標「Policy(行動宣言)」「Representation(当事者コミュニティ)」「Inspiration(啓発活動) 」「Development(人事制度・プログラム)」「Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)」の総合点に応じてゴールド・シルバー・ブロンズの3段階で評価・表彰しています。
■Warisのセクシュアル・マイノリティに関する取り組み
-実施にあたって
Warisでは、LGBTQをはじめとする多様な人たちがより働きやすい組織を作るために、就業規則の改訂、社内勉強会やコミュニティ立ち上げ、イベント開催などの様々な取組みを行いました。
特に就業規則の改訂にあたっては、組織のメンバーが「気持ちとして」マイノリティの存在を受け入れていることと、実際にマイノリティが使いやすい制度になっているかどうかは別の問題であるという気づきがありました。
就業規則を改訂するプロセスでは、当事者の視点から就業規則を一言一句見直し、「配偶者」や「家族」という言葉を再定義。性別を表す言葉を極力減らしました。
新しい価値観を取り入れるときには抵抗感も出ますが、結果として組織は強くなります。マイノリティが活躍できる環境を整えることは、企業経営にとっても大きなメリットがあります。
-取組み
- Policy(行動宣言)
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- HPにダイバーシティ&インクルージョンポリシーを掲載
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- Representation(当事者コミュニティ)
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- LGBTsやアライであるかに関わらず参加できる社内のコミュニティを立ち上げ。
- 上記コミュニティ主催で社内外問わず参加いただける「しゃべり場」活動を実施。(2か月1回程度、安心安全に自分や家族の性自認・性的指向、それに伴う働きにくさやその改善策について語り合う場を提供。)
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- Inspiration(啓発活動)
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- LGBTs当事者であるWaris社員によるLGBTs関連研修を全社向けに実施。
- 6月のレインボー月間に合わせ、Waris社内でも6月をLGBTsへの理解を促進する啓発期間に設定。
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- Development(人事制度・プログラム)
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- 多様性に配慮した就業規則への変更
主な変更点
1.履歴書の写真貼付と応募書類への性別判断につながる姓名の「名」の記載を不要に
2.身元保証人の定義に「事実婚および同性パートナー含む」という記述を追加
3.「配偶者」「子」「家族」という言葉を再定義
4.結婚の定義に「(会社が認めた)同性婚および事実婚含む」という記述を追加
5.「女性従業員」という表現を「従業員」に統一
このような変更により、同性パートナー間の結婚に伴う慶弔休暇取得や同性パートナーとその家族をもつメンバーのファミリー休暇の取得などが可能となりました。 - 同性パートナーシップの制度は自治体によって整備の度合が異なるため、社内様式の同性パートナーシップ登録申請書を整備。
- 入社時にニックネームを自由に自分で決め、社内の連絡や業務のやり取りは全てニックネームでおこなわれている。
- エントリーシートは、性別記載と性別判断につながる名の記載、写真添付を求めない。
- オフィスにジェンダーフリーのトイレ個室を設置。
- 多様性に配慮した就業規則への変更
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- Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)
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- LGBTs当事者、当事者家族、アライのおしゃべり場イベントを開催。
▼本プレスリリースPDFはこちらからご覧ください
https://info.waris.co.jp/211111_newsrelease_pride
■株式会社 Warisについて(https://waris.co.jp/)
ジョブマッチング事業とソリューション事業、ライフキャリアサポート事業を通じて、すべての人の『自分らしい人生(Live Your Life)』を応援する人材サービス企業。
ビジネス系フリーランス女性と企業とのマッチング事業「Warisプロフェッショナル」を主軸として、女性役員の紹介サービス「Warisエグゼクティブ」や女性のための再就職支援事業「Warisワークアゲイン」などを展開。
<会社概要>
・本社所在地 : 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目7 神田カドウチビル8F
・設 立 : 2013 年 4 月
・代 表 者 : 代表取締役 米倉史夏、田中美和、河京子(※共同代表)
・事業内容 : 人材サービス、有料職業紹介事業。各種多様な生き方・働き方に関するセミナー、イベント等の企画・開催・運営。
ご登録女性数は約20,000名、顧客企業約1,800社。(2021年9月現在)
【取材のお問い合わせ】
株式会社Waris 広報担当(松本) pr@waris.co.jp / 03-5577-5957