イベントレポート|ベネッセi-キャリア×Waris共催『中小企業が組織拡大するためには?多様な人材を採用する方法』
2024年4月24日に開催した、株式会社ベネッセi-キャリア×Waris共催ウェビナー『中小企業が組織拡大するためには?多様な人材を採用する方法』レポートをお届けします。
今回は、株式会社ベネッセi-キャリア DR営業部 部長 矢竹 秀行氏と、株式会社Waris 代表取締役 田中 美和の2名によるトークセッション。中小企業が組織拡大を実現するために必要な、多様な人材を採用する方法について具体的に解説しました。
本レポートではイベントで話題に上がった一部を抜粋してご紹介します。
▼目次
1. 前段 ~採用活動における環境の厳しさについて
2. 新卒採用に関して ~学生側の動きの早期化
3. 様々な人材活用に関して ~企業が成長を続けていくために
4. まとめ
1. 前段 ~採用活動における環境の厳しさについて
まず初めに、矢竹氏より、企業の採用活動における環境の厳しさについて示唆がありました。
新卒に関しては、就職活動開始時期の前倒しが加速していると言います。
「今の4年生(25卒生)において、4月1日時点で内定率が6割を超えており、例年と比較してもかなりスピーディーになってきています。
しかし、企業側においてはなかなか採用人数が確保できていないという現状があります。」
さらに、転職市場に関しても、求人倍率が上がってきているという状況から、新卒・中途ともに変化の激しい環境になってきていることが明らかです。
こうした前提をもとに、本ウェビナーでは新卒採用について、また様々な採用手法や人材活用について、情報提供を行う場としました。
2. 新卒採用に関して ~学生側の動きの早期化
矢竹氏より注目すべき点として挙げたのは、「学生側の変化」および「大学側の変化」でした。
まず、学生側の変化として、25卒生の内定保有の早期化が進んでいるという点から、大学3年生の4月から翌年3月まで、25卒生がどのように動いてきたのかについて、情報共有がありました。
「3年生の4月から就活を始めた学生は約60%であり、24卒生と比べて増加しています。
また、3年生の夏のタイミングで約9割の学生がインターンシップに参加しており、こちらは24卒生と横ばいではあります。
しかし、そもそも志望していない業界へのインターンシップの参加は約55%であり、24卒生は約9割だったことと比較すると、業界を絞るという観点では、もはや夏のインターンシップ前になっています。
夏のインターンシップ後、年内の12月時点では、4人に一人である約25%が内定を持っており、翌年3月1日時点では、約40%の学生に内定が出ている状況です。」(矢竹氏)
さらに、志望の方向性を決定する段階もまた早まっている、と矢竹氏は言います。
「夏のインターンシップを経て、3年生の秋時点で志望の方向性が定まっているとした学生は、約半分に上ります。また、秋冬のインターンシップに参加してもなお、志望がほぼ変わらなかった学生は9割がたとなっています。
つまり、3年生の秋冬に学生との交流の場を持とうと考えている企業もあると思いますが、ある程度その業界を志望している上での参加となっていますので、企業側からすると同じような業界や業種を志望している学生さんに対していかにリーチできるのかが一つ大きなポイントになってくると考えています。」(矢竹氏)
また、大学側の変化についてもお話がありました。
「これまで大学側から学生向けに実施されるキャリアガイダンスは、3年生の6月に行われるケースが多かったのですが、25卒生からは、3年生の4月に施される大学が約7割となっていました。
学生側も、夏のインターンシップが勝負だということを大学を通して話を聞き、背中を押されている状況であす。」(矢竹氏)
このような早期化の流れは、26卒生以降も留まることはないと言います。
そうした中で、企業側がいかに適切なタイミングで、学生と密にコミュニケーションを取っていくかが重要になってくるということでした。
3. 様々な人材活用に関して ~企業が成長を続けていくために
次に、Waris田中より、人手不足が深刻化する環境下での人材獲得に向けて、フリーランス(業務委託)という選択肢の提案と、多様な人材活用に向けた提言がありました。
多様な人材活用が必要な理由として、田中は以下3点を挙げました。
①人材確保
②イノベーション創出
③企業競争力強化
「まずは、人材確保について。生産年齢人口が95年をピークとしてどんどん減っている中で、全国で約7割の企業が人手不足を感じているというアンケートデータがあります。
中長期的には本当に働ける人自体が減っていくという大変な事態に、日本は直面しているという状況となっています。
次に、イノベーション創出について。やはり多様な人材が集まることで得られるアイディアや技術がありますので、そういったものがイノベーションを生み、結果として企業競争力強化にも繋がります。
政府でもダイバーシティ経営を強く推奨されていますが、多様な人材を活かす経営というものが、人材獲得確保はもちろんのことながら、企業経営として事業を伸ばしていくところにも繋がっていくと考えています。」(田中)
こうした環境下においても、企業がより成長を続けていく手段として、フリーランス人材の活用を提案しました。
「フリーランスとは、特定の企業や団体組織に専従しない独立した形態で、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る人を指します。
複数のクライアントの業務を同時並行で担当することもありますので、それによってフリーランスの方は、2倍、3倍速で経験値が深まっていきます。
特にWarisでご紹介している人材は非常に意欲が高く、かつ自走性も高い方となっています。」(田中)
4. まとめ
今回のイベントでは、中小企業が組織拡大を実現するために必要な採用手法について考えるきっかけとなりました。
Warisでは、今後も様々なウェビナーを開催していく予定です。お気軽にご参加ください。
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