優秀なプロ人材を探すには?採用方法と4つの戦略について

Waris共同代表の田中です!

テレワーク・副業の普及やジョブ型雇用への転換等で、プロ人材への注目が高まっています。

先日も、ライオンが新規事業開発にたけた副業人材(フリーランス人材)を公募・採用するというニュースも報じられました。

企業(ときには自治体)は、先行き不透明な時代に事業環境にあわせた柔軟な人材採用を行う必要があり、専門的な知識を持つプロ人材が注目を集める一方で、それらのプロ人材をどこで採用すればいいのか?という悩みもでてきているようです。

では、そのようなプロ人材をどこで探せばいいのでしょうか?戦略としては大きく4つあります。

・友人知人の紹介/元社員/仕事関係の人のつながり
・フリーランス(副業・兼業人材)のマッチング事業者(サービス)を利用する
・経営支援機関や金融機関に相談する
・フリーランス協会のツールを利用する(フリーランス協会DB、求人ステーションなど)

それぞれ解説していきたいと思います。

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▼目次
1. 人材戦略①:友人知人の紹介

2. 人材戦略➁:マッチングサービスを利用する
2-1. マッチングサービスは4タイプ
2-2. メリット・デメリットを理解してサービスを使い分けよう

3. 人材戦略③:経営支援機関や金融機関に相談する
4. 人材戦略④:フリーランス協会のツールを利用する

人材戦略①:友人知人の紹介

私が理事を務めるフリーランス協会の調査によれば、7割以上のフリーランスは知人の紹介をふくむ個人的な人脈で仕事を獲得しており、過去・現在の取引先から仕事を得ているケースも半数以上にのぼります。

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(一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2020」より。以下同団体をフリーランス協会と略称)

外部のプロ人材に仕事を依頼する際、その人材が確実に成果を発揮してくれるのかどうか?

発注側が気にするポイントの一つですが、信頼できる人の紹介や、直接仕事をしたことがあり、人柄や働きぶりがわかっていれば安心です。

ですから依頼したい領域に関して、過去に自社に勤めていた人や社員の友人知人関係で良さそうなプロ人材に声をかけて探すのは有効な手です。サービス利用料や人材紹介料もかかりません。

いっぽうで、リーチできる人材には限りがあります。求めている知識やスキルを持つ人材に出会うのに時間がかかってしまう(もしくは探せない)場合もあります。

人材戦略➁:マッチングサービスを利用する

続いて便利なのが、フリーランスと企業との仕事のマッチングを行う事業者(サービス)を利用することです。マッチング事業者には大きく4つのタイプがあります。

マッチングサービスは4タイプ

①再委託型、②あっせん型、③プラットフォーム型、④メディア型、これら4つはそれぞれ提供サービスの内容や範囲、課金方法が異なります。

分かりやすく説明すると以下のようになります。

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メリット・デメリットを理解してサービスを使い分けよう

私たち「Warisプロフェッショナル」は、「再委託型」と「あっせん型」を行っている事業者になります。

では、4つのタイプで具体的に何が違うのか?具体的に説明した図をご覧ください。

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具体的には事業者が業務の受発注にあたり介在する範囲と、それに応じて手数料(利用料)が異なってきます。

再委託型やあっせん型では、要件定義から業務の切り出し、人材の募集(提案)、再委託の場合は実行(納品)までを事業者が担います。

いっぽうで、プラットフォーム型やメディア型の場合は手数料が安いぶん、発注者側がある程度、ご自身で行う必要がでてきます。

業務内容が特定しやすいタスク型のものの発注には、プラットフォーム型やメディア型のほうが適しています。

(例:ロゴデザイン、入力や集計業務、テープおこしなど)

また、非定型なプロジェクトやミッション型の業務には再委託型やあっせん型が向いています。

(例:新規事業の開発や推進、PR戦略の立案~実行、インサイドセールスの立ち上げ、人事制度の刷新など)

こうしたフリーランスのマッチング事業者は増加傾向にありますが、どれが良い、悪いということではなく、ニーズに応じて使い分けていただければ幸いです。

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(フリーランス協会「副業・兼業・フリーランス人材マッチングサービス カオスマップ」)

Warisプロフェッショナル」は、この中ではビジネス系のプロ人材(人事・広報・マーケティング・経理財務・新規事業など)を再委託やあっせんの形で企業とマッチングする事業者です。こうした領域でご相談があればぜひお声がけください。

人材戦略③:経営支援機関や金融機関に相談する

これらに加えて副業・兼業人材の活用が日本の成長戦略の一翼に位置づけられ、政府としても積極的に活用推進を行っているため、副業・兼業人材の募集を支援する行政、経営支援機関、地域金融機関なども出始めてきています。

具体的には商工会議所やプロフェッショナル人材戦略拠点、よろず支援拠点、地域の金融機関といった場所です。こうした機関もご活用されてみてください。

人材戦略④:フリーランス協会のツールを利用する

さらにフリーランス協会では、副業・兼業人材のプロフィールや実績などを検索・閲覧できる、国内唯一のフリーランスデータベースである「フリーランスDB」を運営しています。気になる人材が見つかれば、直接コンタクトもできます。

また、「求人ステーション」という業務委託による人材活用の無料相談・一括問合せ窓口も運営していますからあわせてご活用いただければと思います。

 

先行き不透明な今の時代、必要な人材の力を柔軟に取り入れるフットワークの軽さが企業には求められます。ぜひ外部プロ人材採用にさまざまな方法・サービスがあることを知って、活かしていただけたらうれしいです。

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Waris共同代表・国家資格キャリアコンサルタント
田中美和

大学卒業後、2001年に日経ホーム出版社(現日経BP社)入社。編集記者として働く女性向け情報誌「日経ウーマン」を担当。フリーランスのライター・編集・キャリアカウンセラーとしての活動を経て2013年多様な生き方・働き方を実現する人材エージェントWarisを共同創業。著書に『普通の会社員がフリーランスで稼ぐ』。一般社団法人「プロフェッショナル&パラレルキャリア ・フリーランス協会」理事

 

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