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  • 2018.06.18

サラリーマン管理職だった私が、Warisで「時短社員×フリーランス」という働き方を選んだ理由

マーケティング担当/Waris Innovation Hubプロデューサーの長谷川です。
WEBを中心としたマーケティングを担当しつつ、「新しい働き方を創る」ための各種活動をやっています。
Warisには2017年9月に男性2人目の社員として入社しました。最初は女性だらけの職場でどうなることかと思いましたが、早いもので半年以上が経過しました。ちなみにもう1人の男性社員は私が入社する前は2年間ずっと男性1人だったそうです。いろんな意味でハートが強い仲間がいてくれてよかったです。
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Warisではクロス正社員(独自の時短勤務制度)として、いわゆる「時短社員」として勤務しつつ、週1日は他社での業務委託を受ける形で「フリーランス」として働いています。最近流行りの副業というやつですね。
それまでは20年以上に渡り、比較的大きな会社の正社員、いわゆる「普通のサラリーマン」として働いておりまして、前職はインターネット関連企業でWEBサービスの企画を担当していました。といっても後半の7年くらいは部長という名の管理職として、サービスの現場からは少し距離を置いたポジションでメンバーのマネジメントを中心にやっていました。
40歳半ば、サラリーマンで管理職と、名実ともに”普通のおっさん”の私が、

  • ・なぜこのタイミングで転職をしたのか?
  • ・なぜWarisという会社を選んだのか?
  • ・なぜ「時短社員+フリーランス」という働き方を選んだのか?

についてご紹介します。

40代の男性だっていろいろ悩んでいる

まず「なぜ40代半ばというタイミングで転職を決意したのか?」ですが、理由は大きく分けて2つ。
1つ目はここ数年に渡り、なんとなく感じていた「この先、10年、20年に渡って同じ働き方を続けることへの違和感、そして行き詰まりの予感」でした。女性や若い世代の働き方が少しずつ多様化を始める中で、男性、とくにミドル以上の世代では、まだまだ昭和型の価値観が根強く残っています。一方で過労による自殺が最も多いのは40代の男性というデータもあります。(平成29年版過労死等防止対策白書より)
何かを変えないとまずい――
人生100年時代を視野に入れたときに、このあたりで何かしらギアを切り替えないとキツイかも、いう漠然とした予感がずっとありました。

2つ目は「家族揃って朝晩のご飯が食べたい」でした。
40歳を過ぎてから子供を授かったということも大きいのですが、この先の5~10年が子供と十分な時間を過ごせる一生に一度の時間だということに気づき、少なくともその間は自分のキャリアや収入よりも、家族揃って一緒に朝晩の食事をすることを優先したい、と思ったのです。そこに明確な理由はなく、単なる直感ってやつです。
とはいえ40代ともなると、同年代の仲間が、役員に昇進した、自分の会社を起業した、新しいお店を開店させた….というような活躍話がたくさん耳に入ってきます。そういう話を聞くたびに、自分はそれでいいのか?と悩むことも正直ありました。そういう道を歩んでいる仲間はすごいと思うし、素直に尊敬しています。一方で、自分がいきたい道はそれじゃないな、と時間をかけて自分の気持ちを整理していった先に「転職」という選択がありました。

きっかけはイクボス、そして「新しい働き方」への関心

40歳前後から少しづつ悩みを抱えていく中で、大きなきっかけになった出来事がありました。それは前職在職中の2015年に、厚生労働省が推進する「イクボスアワード2015」でグランプリを受賞したことでした。

※イクボスアワード・・・部下の仕事と育児の両立を支援する管理職=「イクボス」を企業などからの推薦によって募集し、表彰するもの。2014年より開催されている。

実はこのアワードに応募するまで「イクボス」という言葉自体知りませんでした。アワードに応募したのも、当時の部下がこのアワードをたまたま見つけて、上司である自分に応募を勧めてくれた(というか命令された)のがきっかけでした。「お前がそこまでいうなら応募してやろう」ということで、気軽な気持ちで応募したところ、まさかのグランプリ受賞。
主な受賞理由は「時短社員や在宅勤務の積極的な活用、女性管理職の登用、自身でも時短勤務を行い育児と介護を両立」ということで、ラッキーな面も多かったのですが、自分がこれまで現場の管理職として普通にやってきたことが、こういう形で評価されるのはとても新鮮だったし、自分の強みや特性を認識することができました。そして、グランプリ受賞をきっかけとして、いくつかのメディア取材や講演などの経験をする中で

  • ・こういうマネジメントスタイルは結構大事なのかも
  • ・女性を中心とした制約社員の活用は企業共通の課題なんだな
  • ・日本社会にはもっと多様な働き方が必要だな

と少しづつ思考を深めていき、「新しい働き方を創る」ことへの関心が深まっていきました。このことが後にWarisという会社を選んだ大きな理由になりました。

転職活動の行き詰まり、そしてWarisとの出会い

転職を具体的に検討し始めたものの、40代管理職の転職活動はそれなりに大変です。そしてポジションや年収を少なくとも維持することがなんとなく期待されています。「昭和生まれの男性にかけられた呪い」とでもいうのでしょうか、周囲の声はともかく、無意識にそう感じる自分がいたことも事実です。その中で、少しづつ自分の気持ちを整理していった結果

  • ・これまで同様の「一つの企業の中でポジションや年収を上げていくこと」以外の価値観で働きたい
  • ・残業は必要な時だけにしたいし、在宅勤務や時短勤務などを含めて柔軟な働き方をしたい
  • ・その分、年収の優先度は下がってもいい

このような優先順位が見えてきたのですが、人材会社のエージェントさんから紹介されるのは、(これはこれでとてもありがたい話なのですが)「〇〇事業の立ち上げ責任者」、「ベンチャー企業の役員候補」のようなポジションが多く、一方でメンバークラスのポジションは年齢やキャリア面で自分と企業側のニーズとあわない、という現実をつきつけられました。
行き詰まりを感じていた中で、たまたま知り合いから「週1~2日くらい自分の会社の手伝いをしてくれないか?」と声をかけられました。前職は副業が原則禁止だったため、すぐにその誘いに応えることはできなかったのですが、これをきっかけに正社員だけではなく、「業務委託として働くこと」を現実的な選択肢として考え始めたのです。
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その後、様々な縁とタイミングがつながり、Warisへの採用が決まりました。当初は業務委託での入社も視野にいれていたのですが、「クロス正社員」という育児や介護だけの理由に限定されない独自の時短勤務制度があったことと、ひとつの会社だけに縛られず広い視点でキャリアを積極的に伸ばしてほしいということから「兼業OK」だったこともあり、以前声をかけていただいた知り合いの会社と兼業という形の時短社員として入社することになりました。

この先5年の収入と、この先20年の自分の可能性

結果として「時短社員+フリーランス」という形にいきついたわけですが、

  • ・複数の会社で仕事をすることで一定のリスクヘッジができる
  • ・トータルの年収は多少下がっても、累進課税の観点やフリーランス(個人事業主)としての費用控除等まで考えると、手取りベースではそこまで下がらない
  • ・成果にコミットすることは大前提ではあるものの、リモートワークをはじめとして、自分で働く場所や時間をコントロールできる部分が多くなるため、家庭と仕事の両立がしやすい。その分、妻が働く時間も融通しやすいので、家計全体としてはプラスになる部分もある
  • ・これから直面するであろう「育児・介護と仕事の両立問題」により対処しやすくなる

など、メリットがたくさんあります。そしてそれら以上に大きいのが、
新しい働き方を経験することにより、将来の自分の可能性を広げるチャンスを得たことです。

人生100年時代を視野に入れた時に、この先5年の生活と、その先20年の自分の可能性のバランスがとりやすいスタイルだと感じています。お金の面についても、目先の収入が減ったと考えるのではなく、そのお金を将来の自分のための投資として「有償の教育プログラムに参加している」と考えれば、案外合理的な選択なんじゃないかと。LIFE SHIFTでいうところの、有形資産と変身資産のポートフォリオの入れ替えとはこういうことなのかも、と思っています。

女性だけでなく男性にもWaris的な働き方を

Warisは女性を中心として「Warisプロフェッショナル」や「Warisワークアゲイン」を展開しています。これらの事業をもっと成長させるために、課題は山積しているのですが、そのうちのひとつが「パートナーや上司など、周囲の男性の理解度をいかにあげていくか?」ということです。

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  • ・もっと働きたいのにパートナーの理解が得られない
  • ・スキルを活かして仕事をしたいのに時短だと簡単な仕事しか任せてもらえない

このような女性と男性の間にある壁をどうやって超えていくか?ひとつのヒントになるのが自分の今回の選択なのではないかと感じています。

  • ・一見理解がないように見える男性も実は悩んでいて、何か変わるきっかけを求めているのではないか?
  • ・そういう男性が「パートナーや部下のために何かを変えるのではなく、自分自身のこれからのキャリアのために働き方を変える」という形でマインチェンジができれば、みんなハッピーになるのではないか?
  • ・女性だけでなく男性にもWaris的な働き方の選択肢を提示することで、結果としてそれが女性の働き方をよりよくすることに繋がるのではないか?

このような仮説のもと、まずは自分自身が新しい働き方を実践し、その価値観を広めること、そして、その価値観を実現できるような新たなサービスをWarisの一員としてつくっていきたいと考えています。