人事の業務委託にフリーランスをおすすめする3つのメリット

昨今の新型コロナウィルスの感染対策もあり、企業にとって重要性がますます高くなっている人事部門。

どの会社でも忙しいといわれる部署の一つですが、人手不足の昨今、人事に関わる業務を外部に委託することを検討している企業も多いのではないでしょうか?

人事部門でも様々な業務委託サービスがありますが、「フリーランス」に人事の仕事を委託する企業がいま増えています。

そこで今回は、人事業務をフリーランスに業務委託する3つのメリットと、実際の活用事例をお伝えします。

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▼目次
1.  人事の業務委託サービスってどんなことができる?

2. 人事のフリーランスとは?

3. 人事業務をフリーランスに業務委託する3つのメリット
3-1. 人事の戦略から実務まで!経験豊富な現役ミドル人材
3-2. 「タスク型」ではなく「ミッション型」や「プロジェクト型」でも人事業務を業務委託できる
3-3. 年収1000万クラスの人事人材を月20~30万円で活用可能

4. 人事×フリーランスの業務委託事例
4-1. 全国に拠点を構える教育福祉系上場企業の採用担当
4-2. 世界的医療機器メーカーの人事採用担当
4-3. 東大発バイオ・ヘルスケア系ベンチャー企業の人事評価制度設計

5. まとめ


1. 人事の業務委託サービスではどんなことができる?

人事・採用業務代行

人事の仕事は、会社の規模や業種によって様々ですが、大きく3つに分けられます。

① 日々の労務管理や採用面接などの「タスク型」
➁ 目標管理制度の運用、採用広報の強化、教育・研修企画などの「ミッション型」
③ 人事・評価制度の見直しなどの「プロジェクト型」

大企業では人事部が置かれていることが多く、複数の人が業務に携わるため、担当者毎に「タスク型」の業務を割り振りつつ、リーダーやマネージャーを中心に複数メンバーで「ミッション型」、「プロジェクト型」の人事業務を担うことが多くなります。

いっぽうで、中小やベンチャー企業では、ひとりの人事担当者が「タスク型」、「ミッション型」、「プロジェクト型」の業務全てを行うといったことも珍しくありません。ときには、総務や広報なども兼務しているケースも多く、幅広い知識と柔軟な対応が求められることもあります。

これらの業務の一部、もしくは全部を外部にお任せしたい時に活用されるのが、人事業務の業務委託サービス。正社員での人員補充ができない場合や、専門的な知識をもった人が社内にいない場合などに幅広く活用されています。

2. 人事のフリーランスとは?

フリーランスと聞くと、エンジニアやプログラマーなどのIT系職種か、ライター・デザイナーなどのクリエイティブ系職種のイメージを持つ方が多いでしょう。

ですが、政府や企業主導の副業・パラレルキャリア促進の動きの中で、これら以外の職種領域でもフリーランスとして活躍する人々は増えています。

特に、人事や事業企画・マーケティング、経理等の領域で活躍するフリーランスは「ビジネス系フリーランス」と呼ばれ、事業成長の観点から、企業にとっては力強い存在となっています。

ビジネス系フリーランス出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会

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3. 人事業務をフリーランスに業務委託する3つのメリット

では、一般的な人事業務のアウトソースではなく、「フリーランス」に人事業務を業務委託する具体的なメリットを見ていきましょう。

3-1. 人事の戦略から実務まで!経験豊富な現役ミドル人材

フリーランスは大手企業で10年前後の人事業務の経験があり、人事の専門スキルをもった30~40代の現役ミドル世代の人材が多く活躍しています。

Warisプロフェッショナルのようなマッチングサービスでは、事前に面談を行い、独自の評価シート等により、登録している方の人事分野での経験や専門性を正確に把握していることが多くなります。

つまり、「自走性」と「確動性」を兼ね備えたフリーランスと出会うことができます。

フリーランスとして活躍されている方は「非定型業務」の経験を豊富に有しているため、細かい指図や管理をせずとも、高度な非定型業務をおまかせしたいシーンに向いています。

さらに、一般的な顧問サービスとも違い、人事の採用戦略や方向性に関してのアドバイスを行うだけでなく、人事の実務までお願いすることができるのも大きな特徴です。

3-2. 「タスク型」ではなく「ミッション型」や「プロジェクト型」でも人事業務を業務委託できる

「人事業務の一部をアウトソースしたいけど、細切れで頼む方が面倒くさい!」
「各部門との要望調整も含めて中途採用業務をまるっとやってほしい」
「会社の規模が大きくなったにも関わらず、きちんとした評価制度がない!でもそれを作っている暇もない!」

こんなことを考えたことがある方は、多いのではないでしょうか?

人事業務を業務委託できるサービスは、採用代行サービスやHR系のアウトソースサービスなど、複数ありますが、それらを使いこなすためにはそれなりの時間と労力が必要です。

そのいっぽうで、人事専門のフリーランスは、多くの業務経験と知識を持っているため、業務を細かなタスクまで切り分ずとも「ミッション型」や「プロジェクト型」で幅広く業務を委託することができます。

例えば、ベンチャー企業で人事評価制度ががない状態から、その会社の状況にあわせた評価制度をイチから構築する、などが「プロジェクト型」のわかりやすい事例かもしれません。

また、単なるアドバイスだけでなく、採用の戦略策定から面接対応までを一貫して対応できるなど、実際の人事・採用の実務もこなせるミドル人材が多いのが特徴。

「ミッション型」業務をメインにお願いしつつ、一部の「タスク型」業務もあわせて委託することで、より効率的な人事・採用業務のアウトソースを行うことも可能です。

3-3. 年収1000万クラスの人事人材を月20~30万円で活用可能

フリーランスとの契約は業務委託契約が一般的となるので、社会保険等の費用負担がなく、必要な時に必要なだけ業務を委託することが可能です。

このため、本来固定費であるはずの人件費を、変動費にすることができるが大きな特徴です。企業によっては人事部の予算(人件費)ではなく、プロジェクトや事業部門の予算(外注費)で決裁をとるケースもあるようです。

フリーランス人材は正社員時代に600万円~1,500万円程度の年収を得ていた層が中心となりますが、業務や稼働時間を限定的にすることで、月額20~30万円程度(週2~3日/1日7時間稼働を想定)から人事・採用業務を委託することもできます。

双方の合意に応じて、業務内容や契約期間を柔軟に調整することができるため、「週2回は出社して面談対応や社内の各部門との打ち合わせを中心に稼働し、残り1日はリモート勤務」ような働き方の相談もできます。

さらに、プロジェクトが終了した段階で一旦契約を終了したり、そのまま正社員になっていただくことも可能です。

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4. 人事×フリーランスの業務委託事例

人事系フリーランス

フリーランス女性と企業のマッチングサービス「Warisプロフェッショナル」で、人事領域でフリーランスに業務委託した事例をご紹介します。

4-1. 全国に拠点を構える教育福祉系上場企業の採用担当

■企業

福祉系サービスを展開するリーディングカンパニー

■フリーランス人材

40代 女性

社会人向け教育事業経験が豊富な人材。教育出版企業にて、人材育成の教材開発等に従事後、経営学に基づいた人材育成企業に入社。教材供給のオペレーション構築、受講者募集、新規事業の立案実行、教育プログラム開発とそのプロジェクトマネジメント、事業や組織運営についての調査等を手がけ、特に経営学の知見と論理思考に基づいたコンテンツ執筆・編集(営業提案書を含む)、調査・リサーチを得意とされています。

■業務内容

急成長中企業の採用担当
・スカウトメール送信
・面接日程調整、書類選考・面接対応
・入社手続き、調整

■マッチングの概要

・業務委託契約
・週3日、1日6時間
・契約期間:3か月~

■マッチングのポイント

上場から3年。社員数も2000名を超え、益々活発な採用活動を行う中で、週5日フルタイム可能な方の採用難に加え、週3日勤務でもあっても、ある程度自発的に動ける人材を多少コストがかかっても採用したいというご相談をいただきました。
人事採用担当としての経験がないNさんでしたが、近しい業界で近しいご経験をされていた点や、また何より企業のビジョンに共感し、熱い想いをアピールいただいた事から採用に至りました。
また、フリーランスのため即日稼働スタートが可能だったことも、大きなポイントとなりました。

4-2. 世界的医療機器メーカーの人事採用担当

■企業

世界最大規模の総合医療機器メーカーの日本法人

■フリーランス人材

40代 女性

IT業界の採用・教育に強い人事プロフェッショナル。採用教育・人事制度・労務管理まで制度の企画立案から運用までの一連を経験。メンタルヘルス不調者など、健康への配慮や次世代法・女性活躍推進法に基づくワークライフバランスを充実させる労働環境改善を責任者として推進した経験もお持ちです。

■業務内容

新規ポジションの採用業務を行う人事担当(ビジネスレベルの英語力必須)
・新たに導入したツールの運用・改善
・面接ステップの見直し、PDCAサイクルを回すなど業務改善
・各エージェントとのやり取り

■マッチングの概要

・業務委託契約
・月間50時間程度(打合せベース出社+リモートワーク)
・契約期間:3ヶ月~

■マッチングのポイント

当時、企業様では採用において複数エージェントを抱えており、その見直しや効率的な採用オペレーションの整備が急務という状況でした。
採用だけでなく、現場における業務改善のご実績も豊富で、先方ご担当者をリードしつつ、かつ実務面もサポートできる点を評価いただきました。

4-3. 東大発バイオ・ヘルスケア系ベンチャー企業の人事評価制度設計

■企業

資金調達後、急成長中のバイオ・ヘルスケア系ベンチャー企業

■ビジネス系フリーランス人材

40代 女性

約20年間に渡り、日系および外資系の不動産業界やコンサルティングファーム、消費財等の複数業界にて人事業務に従事し、主に人事制度企画・改訂、退職金制度、メンタルヘルス、福利厚生、労務管理等を担当。ベンチャー企業での新規立ち上げ、大企業でのマネジメント業務、シェアードサービス化の経験も持つ。直近では、企業人事・コンプライアンス担当者向けに職場環境コンサルティングを行うと共に、フリーで研修講師やキャリカウンセラー、リクルーティングアウトソーサー等として活動されています。

■業務内容

急成長中企業の人事評価制度設計
・ゼロからの人事評価制度設計
・アドバイザリー兼必要に応じた実務面のサポート
・打ち合わせベースでの出社

■マッチングの概要

・業務委託契約
・週2~3日、1日数時間程度
・契約期間:3か月~

■マッチングのポイント

2016年に創業したばかりの会社ではありますが、資金調達も順調で年内の採用も積極的に行っており、人数が膨れる前に、ある程度の基準となる評価制度を構築しておきたいというのがニーズでした。
課題としては、研究職とバックオフィス職の両方を成り立たせる人事評価基準の設定が難しく、悩まれておられ、ご紹介したU様はご実績として、ベンチャーでの技術エンジニア職とバックオフィス職の人事制度設計のご経験が豊富だったことがマッチし、すぐの稼働開始となりました。

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5. まとめ

どのようなバックグラウンドをもった人材を、どのような人事業務で活用できるのか、具体的なイメージはわきましたでしょうか?

大企業の副業解禁で、注目が高まっているフリーランス。

人事業務を外部に委託する際に、フリーランスを活用することで、人事・採用の経験豊富な現役ミドル人材に、「タスク型」ではなく「ミッション型」や「プロジェクト型」で、20~30万円/月で業務をお願いすることが可能になります。

企業のさらなる発展のためには、優秀な人材確保や育成を継続的に行うことは不可欠なこの時代。

人事業務に課題を抱える企業は、活用を検討してみてはいかがでしょうか?

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