転職回数が多い場合の対処法~ケース別で解説します~
【転職希望者からの相談】
これまでキャリアアップや、ライフイベントとの兼ね合いで5度にわたり転職してきました。
今後は1社に腰を据えて正社員として長く働きたい。
でも、転職回数が多いためか正社員試験では書類選考NGが続いています。
面接へ進んでも退職理由を突っ込まれ、なかなか突破できません。
むしろ経験を活かしてフリーになったほうがいいのでしょうか?(37歳・人事)
転職回数が多いケース1:やりたいことができず転職
あなたは今までどんな理由で転職してきたのでしょう?
「希望の仕事で入社したものの、担当業務の変更や異動で自分がやりたいことができなくなったので退職した」という場合や、「自分の志向が変化し、別のことがやりたくなってきたが今の会社では難しいため退職した」という場合、企業はあなたのことを「組織貢献度が低い人材」「働きかけ力不足の人材」だと判断します。
人員配置の転換は、企業の経営戦略の一つです。
適性や成長の可能性からあなたに打診をしています。自分の意向だけでなく、組織の意向も理解し、折り合いをつけていく必要があります。
また、やりたいことを自分で引き寄せる力もビジネスパーソンとしては必要です。
必要な知識を習得しておく、キーパーソンへの働きかけておくなどの行動は取っていたでしょうか?
特に、2.3年ごとに正社員を転職していたとしたら、次の会社でもそのタイミングで退社することを懸念されてしまいます。
社員での転職を模索するのであれば、次の会社では乗り越えられると思う理由を明確化しておく必要があります。
そして、現在の会社では「3年の壁」を乗り越えられないのか、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。
転職回数が多いケース2:会社と合わずに退職
「面接時に聞いた勤務条件と入社後の実際がまるで違っていた」「社風が合わなかった」といった理由で退職の場合、企業は「判断力不足」「自分軸が定まっていない」ととらえます。
面接時、少し「違和感」を感じていたのではありませんか?
企業のビジョンや、お会いした社員の方の言動に、どこかしっくりこないと感じませんでしたか?
それでも入社を決めたのは、勤務条件の良さや早く仕事を決めたいという想いが強かったらではないでしょうか。
あなたが大切にしている価値観と合っている会社かどうか、興味、能力が活かせると考えて入社を決めたかどうか振り返ってみましょう。
もちろん、社会人経験が浅い若手のころに判断を間違ってしまったということもあるでしょうし、企業の経営悪化などで退職に踏み切ったということもあるでしょう。
けれども、会社と合わずに退職が何度も続いていたとしたら、今回もとりあえずの入社なのではないかと懸念されてしまいます。
何を軸に仕事を選ぶのか、自分軸の見直しの時間をとってみるといいですね。
転職回数が多いケース3:やりつくして退社
「事業の立ち上げを成功させた」「企業の成長フェーズを次のステージまで進めることができた」などの理由で短期間での退社が続いた場合、企業は「(この人は)正社員ではないほうがいい」とみています。
あなたは限られた期間で企業の課題解決を進めて実績を出すことに、やりがいを感じるのではありませんか?
その場合は、フリーランスとして複数の企業の課題を解決する働き方を取り入れてはどうでしょうか。
新規事業の立上げ専門や人事制度設計の専門家などの事業の立上げ専門、それらを軌道に乗せて回していくプロジェクトマネジメント専門など、自身が強みを一番発揮できるところにフォーカスをして仕事を受けていくスタイルです。
会社に雇ってもらうのではなく、あなた自身が事業主となり、クライアントの課題を解決していくフリーランスとして働くことも視野に入れてみましょう。
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まとめ:転職回数にこだわず、安定は自分で作る
そもそも1社に腰を据えて長く働くためには、組織感覚を磨き、周りへ働きかけて自分のやりたいことを引き寄せていく必要があります。
仕事を選ぶ上で大事にしている自分軸を持ち自分にふさわしい職場なのかの判断力を持っていることが前提です。
辞めたくなっても3年目の壁を乗り越え、条件重視の仕事選びではなく、自分軸を見直した仕事選びに変えてみましょう。
転職回数が多いのが原因で転職活動がうまくいかないのだとしたら、会社に雇われるのではなく自分が事業主となることも考えてみるのも一つの方法です。
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