保育園入園にフリーランスの開業届なしはNG?~ママのための保活ガイド~
子どもを保育園に入れたいと考えているフリーランスママにとって「本当に保育園に入ることができるのかどうか・・不安だな」と悩んでいる人もいるでしょう。
実際、保育サービスにはさまざまな種類があり、選択肢は認可保育園だけではありません。
とは言え、保育料の安さや充実した設備、保育士の人数など、認可保育園には魅力的な点が多いのも事実。
そこで今回は、「どうしても認可保育園に入園したい!」というフリーランスママのための保活成功法を紹介します。
1.開業届なしはNGって本当?
各自治体の保育園入園案内に添付されている「利用基準表」をよく見ると、「居宅内労働」の項目が「自営業」と「内職」に分かれています。
「自営業」に比べ、「内職」は大幅に点数が下がってしまうのが一般的です。
内職と判断されることを防ぐため、やはりお住まいの地域の税務署に「開業届」を提出しましょう。
このとき、同じ書類を2通用意し、受付印をもらったものを1通手元に残しておくと、保育園の入園手続きを進める際に便利です。
もし、配偶者の扶養の範囲内で仕事をしている場合、開業届を提出し一定以上の収入が見込まれると、健康保険の扶養から外れ、ご自身で国民健康保険や国民年金に加入する必要が出てくることがあります。
年間収入の見込み額や加入している健康保険組合の規定によって異なりますので、事前に配偶者の勤務先の健康保険組合や年金事務所に確認しましょう。
2.認可外保育施設やベビーシッターも利用しよう
認可保育園への入園申請をする時点で、認可外保育施設やベビーシッターに子どもを預けていると、多くの自治体で入園に有利になります。
ただし、調整指数が加点されるための条件は、自治体によってさまざま。
一定期間の利用が必要になるため、加点が認められるための保育時間や保育料が決まっていたり、選考基準を確認し利用を検討するとよいかもしれません。
例)
『週〇日以上かつ1日〇時間以上の利用実績が〇ヶ月以上あること』
『月額〇万円以上の有償契約であること』
また、一時保育やファミリー・サポートでは加点対象にならない場合もあります。
認可外保育施設やベビーシッターは、認可保育園に比べ保育料が高額になることが少なくありません。
焦らずに、自治体が定める条件をよく確かめてから契約してください。
3.保育の必要性を自分自身で証明する
認可保育園の入園申し込みをする際、会社員の場合は、「就労(予定)証明書」という書類を勤務先の担当部署で記入してもらいます。
フリーランスの場合はこれに加えて、「就労状況申告書」という、1週間のスケジュールが分かるような書類を提出することになります。
この書類では、外勤の多さや電話対応の多さなど、子どものお世話をしながら仕事をすることの難しさをアピールしましょう。
子どもをみながら仕事をしていて危険を感じたことなどがあれば、メモを添付しても構いません。
会社員の場合、保育の必要性は会社が証明してくれますが、フリーランスは「保育園に預けなければ困る!」という状況を自力で証明しなければなりません。
都市部では、保育園事情があまりに厳しいために、『役所の窓口での服装が影響する』といった根拠のない噂話が出回ることもありますが、保育園の入園審査で最も重視されるのは、提出された『書類』で示される保育の必要性です。
フリーランスに転身した期間が浅い場合は、開業届のコピー、就労状況申告書、収入証明(確定申告書の控え、源泉徴収票、青色申告決算書または収支内訳書、直近の業務委託契約書や請求書・入金明細など)、(該当する場合)出産前の収入証明など、収入や仕事の実績の分かるものはどんどん添付しましょう。
フリーランスの保活は情報収集と準備が鍵です。この記事で紹介したポイントを参考に、諦めずに取り組んでみてください。大変な時期ですが、応援しています!
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