子持ち専業主婦の再就職は難しい…凹みまくった体験談

はじめまして。徳永です。

2年間、専業主婦をしていて、子どもが1歳を過ぎたタイミングで、「もう一度働きたい!」と奮起。

保活と再就職活動を乗り越え、今では企業と再就職希望のご登録者をつなぐコーディネーターの仕事をしています。

今日は、心が折れまくった私自身の再就職活動について書き綴ってみたいと思います。

子持ちで再就職活動に疲れている主婦のみなさんの参考になれば嬉しいです。


▼目次
1. 再就職への道、はじめの一歩
2. 子持ち時短希望の元専業主婦に社会は甘くない
3. なんだかんだで果たした社会復帰
4. 捨てる神あれば拾う神あり?
5. 希望の会社で再就職を果たしてからの毎日

1. 専業主婦、再就職へのはじめの一歩

私は大学卒業後、新卒で大手通信会社に入社しました。

手厚い福利厚生と、女性が働き続ける制度も整っていましたが、色々なストレスがあり、躊躇なくサラっと辞めてしまいました(笑)

その後、結婚・出産を経て子育てに専念することになったわけですが、子どもが産まれてすぐのころは毎日大変で、働くなんてことは頭の片隅にもありませんでした。加えて、よく目にしていた保活戦争のニュース。

共働き夫婦でさえも入園が難しいのに、専業主婦の私が「保育園に子どもを預けて働きたい!」というのは、鼻で笑われるレベルだろうと思っていました。

初めての子育てに悪戦苦闘しているうちに、気づけば子どもは1歳に。自我も芽生え、動きも活発になる中、このまま私一人で十分な遊び相手になってあげられるかな・・?という不安を感じ始めました。

そして、もう一回社会に出て働きたいなという漠然とした思いが重なり、再就職を意識し始めました。

ある日、近所のママ友たちと保活の話になり、「認証保育園なら求職中でも入れてもらえるところあるかも」という情報をゲット。

ゆるっと保活をはじめたところ、隣駅の認証保育園から内定をもらうことができました!今思えば、本当に幸運だったと思います。

2. 子持ち時短希望の元専業主婦に、社会は甘くない

幸いなことに保活はスムーズにいったものの、問題は働く場所。

入園後2か月で再就職先を決めないと、せっかく入れた認証保育園を退園させられてしまうため、さっそく本格的な再就職活動を始めました。

手始めに大手エージェントに登録するも、「最初から時短、正社員は候補が少ない」と言われ、出鼻をくじかれます。

ダメ元で応募した大手企業や名前の聞いたことのあるイケイケ企業は、書類落ちか一次面接で落ち続けました。

その後、エージェントには頼らず自分で探そう!と作戦変更。ネットで「働きやすい企業ランキング」などと調べては、その会社の採用HPをチェックし、応募する→落ちる→凹むを繰り返していました。

「離職中」「子持ちの専業主婦」「特にこれといったスキルなし」な自分は、やっぱり市場価値が低いんだなと凹みまくりました。

何も多くは求めてないのに、普通に働きたいだけなのに・・・。

書類で伝わるのは「2年間のブランク」という事実だけ。子育てを通じて培ったマルチタスク能力や予期せぬ事態への対応力は、職務経歴書には書けません。「スキルなし」のレッテルを自分で自分に貼り、社会から断絶されたような孤独感に苛まれました。

多くを望んでいるわけじゃない、ただ普通に働きたいだけなのに…。なぜこんなにうまくいかないんだろうと、出口の見えないトンネルの中にいるような気持ちでした。

3. なんだかんだで果たした社会復帰

結局、タイムリミットまでに希望の企業への就職は間に合わず、近所にある大学病院で医療事務のパートに就きました。

主な仕事は、カルテの整理やレジ打ち。正直、仕事内容がめちゃめちゃ魅力的だったわけではありませんが、時間の融通は利くし、子どもの急な発熱にも理解がありました。

やりたい仕事よりも、働きやすさ、子どもが小さい今の私にはこれでいいんだと自分に言い聞かせていました。

だけど、1ヶ月経った頃には、前職で学んだことをまったく活かせていない現状にモヤモヤ。

子どもを預けてまで自分がやりたかった仕事なのかと悩んだ末、私が出した答えは・・・

「時間がもったいない」

結局のところ、たったの2ヶ月で退職しました。

この頃の自分を振り返ると、条件重視で自分で再就職への壁を作ってしまっていたな・・と反省します。

大手志向、時短勤務、正社員希望、営業は嫌だ・・などなど、わがまま放題です。企業側にとって私は、何のメリットもない候補者だったと思います。

4. 捨てる神あれば拾う神あり・・・!?

近所の大学病院を辞めた私は、そのまま大手の派遣会社へ登録に行きました。

数社、職場見学に行きましたが、やはりどれも自分のこれまでの経験が活かせるものはなく、代替要員感があって、これまた落ち込みました。

そんなとき、Warisの人事から1通のメールが届きました。

件名は「新規求人案内について」。

実は私、Warisに2回求人応募しています。

遡ること半年ほど前、当時採用活動をしていなかったWarisに、履歴書と職務経歴書と共に雇ってください!と自主応募。

その時はお断りされたものの、採用オープンの連絡を人事よりいただき、藁をもすがる思いで再び応募しました。

こうしてご縁があり、リクルートコンサルティングアシスタントとして、Warisにジョインすることになりました。このときは、夫と祝杯をあげたことを覚えています(笑)

5. 希望の会社で再就職を果たしてからの毎日

Warisで働き始めてから、毎日が学びと発見の連続です。メンバーにも恵まれ、日々やりがいを感じています。

今、心から思うのは、あの時あきらめずに再就職活動を続けて本当に良かったということです。

専業主婦の期間は、決してキャリアの「ブランク」や「停滞」ではありません。キャリアは上りだけの梯子ではなく、ライフステージに合わせて横へ、時には一度下りて違う道を探す「ジャングルジム」のようなもの。私にとって専業主婦の2年間は、そのジャングルジムをどう組み替えるかを考え、新しい自分に出会うための大切な踊り場でした。

そして、この自分自身の再就職経験から、主婦の再就職を支援するWarisのメンバーの1人として、同じような悩む女性の方々のサポートしています。

Warisでは、ブランクから再就職した主婦がたくさんいて、実体験したからこそ分かる再就職の大変さを、チーム一同支えています!

これからもWarisをよろしくお願いします^^

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