Webマーケティングの業務委託・代行にフリーランスをおすすめする3つのメリット
急速に進むデジタルシフトにより、規模や業種を問わず、多くの企業にとって取り組みが不可欠になってきたWebマーケティング。
重要性が日に日に高くなっている半面、Webマーケティングに詳しい人材の獲得や育成が追い付つかず、外部のプロ人材に委託する企業が多くなっています。
Webマーケティング分野では、様々な業務委託や代行サービスがありますが、大企業の副業解禁でいま注目が高まっている「フリーランス」に、Webマーケティングの仕事を委託する企業が増えています。
▼目次
1. Webマーケティングの業務委託や代行サービスとは?
3. Webマーケティングをフリーランスに委託する3つのメリット
3-1. Webマーケティングの戦略から実務まで!経験豊富な現役ミドル人材
3-2. 「タスク型」ではなく「ミッション型」や「プロジェクト型」でもWebマーケティング業務を委託できる
3-3. 年収1000万クラスのWebマーケティング人材を月20~30万円で活用可能
4. Webマーケティング×フリーランスの業務委託事例
4-1. 急成長中の経理代行クラウドサービス企業のB2Bマーケティング
4-2. シリコンバレー発ソリューション提供企業でのWEBマーケティング
4-3. NPO団体でのWeb広告運用業務
1. Webマーケティングの業務委託や代行サービスとは?
Webマーケティングの仕事は、会社の規模や業種によって様々ですが、大きく3つに分けられます。
① タスク型
・サイトやSNS更新
・メルマガ作成
➁ミッション型
・SEO対策強化
・サイトにおけるコンバーション率の向上
・データを元にした改善施策の立案・実行
③プロジェクト型
・MAツールの新規導入
・サイトリニューアル
大企業では、Webマーケティング部門が置かれている企業が増えてきており、複数の人が業務に携わります。そのため、担当者毎に「タスク型」の業務を割り振りつつ、リーダーやマネージャーを中心に複数メンバーで「ミッション型」、「プロジェクト型」のWebマーケティング業務を担うことが多くなります。
いっぽう中小やベンチャー企業では、ひとりのWebマーケティング担当者が「タスク型」、「ミッション型」、「プロジェクト型」の業務全てを行うといったことも珍しくありません。ときには、広報やシステム担当も兼務しているケースも多く、幅広い知識と柔軟な対応が求められることもあります。
これらの業務の一部、もしくは全部を外部にお任せしたい時に活用されるのが、クラウドソーシングや代行サービスをはじめとしたWebマーケティングの業務委託サービス。
正社員での人員補充ができない場合や、専門的な知識をもった人が社内にいない場合などに、幅広く活用されています。
2. Webマーケティングのフリーランスとは?
フリーランスと聞くと、エンジニアやプログラマーなどのIT系職種か、ライター・デザイナーなどのクリエイティブ系職種のイメージを持つ方が多いはずです。
ですが、政府や企業主導の副業・パラレルキャリア促進の動きの中で、これら以外の職種領域でもフリーランスとして活躍する人々は増えています。
特に、Webマーケティングや広報、事業企画、人事、経理等の領域で活躍するフリーランスは「ビジネス系フリーランス」と呼ばれ、事業成長の観点から、企業にとっては力強い存在となっています。
出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
3. Webマーケティング業務をフリーランスに委託する3つのメリット
では、一般的なWebマーケティングのクラウドソーシングや代行サービスではなく、「フリーランス」にWebマーケティング業務を委託する具体的なメリットを見ていきましょう。
3-1. Webマーケティングの戦略から実務まで!経験豊富な現役ミドル人材
フリーランスは大手企業で10年前後のWebマーケティング業務の経験があり、Webマーケティングの専門スキルをもった30~40代の現役ミドル世代の人材が多く活躍しています。
Warisプロフェッショナルのようなマッチングサービスでは、事前に面談を行い、独自の評価シート等により、登録している方のWebマーケティング分野での経験や専門性を正確に把握しています。そのため、「自走性」と「確動性」を兼ね備えたフリーランスと出会うことができます。
フリーランスとして活躍されている方は「非定型業務」の経験を豊富に有しているため、細かい指図や管理をせずとも、高度な非定型業務をおまかせしたいシーンに向いています。
また、一般的な顧問サービスとも違い、Webマーケティングの戦略や方向性に関してのアドバイスを行うだけでなく、Webマーケティングの実務までお願いすることができるのも大きな特徴です。
3-2. 「タスク型」ではなく「ミッション型」や「プロジェクト型」でもWebマーケティング業務を委託できる
「Webマーケティング業務の一部をアウトソースしたいけど、細切れで頼む方が面倒くさい!」
「MAツールのベンダー選定から導入、運用フローの策定までまるっとやってほしい」
「サイトの規模が大きくなったにも関わらず、運用マニュアルがない!でもそれを作っている暇もない!」
こんなことを考えたことがある方は、多いのではないでしょうか?
Webマーケティング業務を委託できるサービスは、様々なクラウドソーシングをはじめとして、複数ありますが、それらを使いこなすためにはそれなりの時間と労力が必要です。
その一方、フリーランスは、多くの業務経験と知識を持っているため、業務を細かなタスクまで切り分ずとも「ミッション型」や「プロジェクト型」で幅広く業務を委託することができます。
例えば、ベンチャー企業でSFA(営業支援システム)やMA(マーケティング・オートメーション)ツールの選定~導入、運用フローをイチから行う、などが「プロジェクト型」のわかりやすい事例かもしれません。
また、単なるアドバイスだけでなく、Webマーケティングの戦略策定から面接対応までを一貫して対応できるきるなど、実際のWebマーケティング実務もこなせるミドル人材が多くなります。
「ミッション型」業務をメインにお願いしつつ、一部の「タスク型」業務もあわせて委託することで、より効率的なWebマーケティング業務のアウトソースを行うことも可能です。
3-3. 年収1000万クラスのWebマーケティング人材を月20~30万円で活用可能
フリーランスとの契約は業務委託契約が一般的となりますので、社会保険等の費用負担がなく、必要な時に必要なだけ業務を委託することが可能です。このため、本来固定費であるはずの人件費を、変動費にすることができるが大きな特徴です。
企業によっては人事部の予算(人件費)ではなく、プロジェクトや事業部門の予算(外注費)で決裁をとるケースもあるようです。
フリーランス人材は正社員時代に600万円~1,500万円程度の年収を得ていた層が中心となりますが、業務や稼働時間を限定的にすることで、月額20~30万円程度(週2~3日/1日7時間稼働を想定)からWebマーケティング業務を委託することもできます。
双方の合意に応じて、業務内容や契約期間を柔軟に調整することができるため、「週2回は出社して社内の各部門との打ち合わせを中心に稼働し、残り1日はリモート勤務」ような働き方の相談もできます。
「プロジェクト」が終了した段階で一旦契約を終了したり、そのまま正社員になっていただくことも可能です。
4. Webマーケティング×フリーランスの業務委託事例
フリーランス女性と企業のマッチングサービス「Warisプロフェッショナル」で、Webマーケティング領域でフリーランスに業務委託した事例をご紹介します。
4-1. 急成長中の経理代行クラウドサービス企業のB2Bマーケティング
■企業
急成長中の経理代行クラウドサービス企業
■フリーランス人材
40代 男性
10年以上に渡り、小売マーケティング・マーチャンダイジング業務に従事。エンタテインメント業界で、新規事業プロジェクトに参画し、ブランドビジョン策定・マーケティング戦略から、商品企画、プロモーション、流通まで携わり実績を挙げる。前職ではエリア実情に合わせた店舗戦略立案、多角的データ分析に基づいた品揃え、販促計画立案を実行。直近は、フリーで大手からベンチャーまでのマーケティングコンサルティング等に従事。マネジメント経験あり、MBA。
■業務内容
経理代行クラウドサービス企業でのBtoB事業のマーケティング業務担当
・カスタマーリレーションシップマネジメント(CRM)
・ イベント・展示会のディレクション・企画運営サポート
・ オウンドメディア運営
・プレスリリース・NewsLetter配信
■マッチングの概要
・業務委託契約
・週2日、1日7時間程度
・契約期間:初回2か月~
■マッチングのポイント
経理代行サービスをメイン事業として展開するこの企業では、より事業拡大すべく展示会やイベント参加など積極的にB2Bマーケ施策を推進しています。
最初はその実務のサポートをというご依頼でしたが、B2Bマーケ戦略コンサルでもある人材をご紹介したところ、もっと上流の戦略の部分をきっちり作っていく必要もありそうということで、即日採用いただきました。
4-2. シリコンバレー発ソリューション提供企業でのWEBマーケティング
■企業
IoTシステムを活用しビジネスソリューションを提案する、グローバルスタートアップ企業
■ビジネス系フリーランス人材
40代 女性
アウトソーシング会社で、デジタルマーケやコールセンター連動によるソリューション企画・立案を5年。ライフイベントを機に転職し、WAN設計サポートシステムの管理・テクニカルサポート、大手健康食品会社のマーケコンサルを経て、マーケオートメーションツールの顧客支援コンサル・運用を2年半。2018年12月からフリーランス。データ分析結果から課題を導き、戦略立案・実装までの一貫したソリューション提供が強みです。
■業務内容
代表の右腕となりリードする、プロダクトのマーケティング担当
・プロダクト・会社のブランディング、マーケティング戦略のプランニング
・ CRM・MAの構築
・ サービスサイトの設計や改善
■マッチングの概要
・業務委託契約
・週3日
・契約期間3ヶ月~
■マッチングのポイント
日本法人はスタートして間もなく、マーケティングもすべて日本法人代表が兼務されていました。ツールはあるもののとにかく人手が不足しており、「WEBマーケティングの専門家で、自分で企画し、自分で手を動かし、結果を出せる人」を求めておられました。
WEBマーケティングのプロフェッショナルである人材をご紹介したところ、ご面談では相性の良さが感じられ、即日双方から「是非一緒に働いてみたい」とのご意見をいただきました。
スキル面はもちろんのこと、創業フェーズの事業と、それに対して「ワクワクしますね!」と仰っていただいた人材のご志向・積極性がぴったりと噛み合った事例でした。
4-3. NPO団体でのWeb広告運用業務
■企業
途上国の衛生管理支援を行うNPO団体
■ビジネス系フリーランス人材
30代 女性
主に、自社ECサイトの広告・集客・マーケティングに、通算10年のキャリアを持つ。1社目にてBtoBノベルティサイトの運用全般を経た後、2社目にて、BtoC化粧品・健康食品サイトのアフェリエイト広告をメインに担当。直近では、BtoCお取り寄せサイトのプロモーションリーダーとして、広告運用、SNS運用、分析全般、ブログ投稿、簡易バナー作成、SEO施策、DM・キャンペーン企画、イベント出展などに従事。各SNSの導入から記事執筆・運用までの一連業務、およびアフェリエイト・リスティング広告運用を得意とされています。
■業務内容
・団体が運営しているSNS広告、ディスプレイ広告、リスティング等の広告運用
・ランディングページの制作
・バナーの管理
・寄付フォームの改善
■マッチングの概要
・業務委託契約
・1日2~3時間/月60時間程度
・リモートワークOK
・契約期間:3ヶ月~
■マッチングのポイント
過去、これまでもWebマーケティング戦略立案部分で、Waris人材を活用いただいていて、これからはより実装部分でWeb広告に力を入れていくフェーズに移行されようとしていました。
そこで、よりWeb広告運用や運用後のGoogle Analytics分析からのさらなる改善をしていくことに強みをお持ちの人材をご紹介し、マッチングとなりました。
5. まとめ
どのようなバックグラウンドをもった人材を、どのようなWebマーケティング業務で活用できるのか、具体的なイメージはわきましたでしょうか?
大企業の副業解禁で、注目が高まっているフリーランス。
Webマーケティング業務を外部に委託する際に、フリーランスを活用することで、Webマーケティングの経験豊富な現役ミドル人材に、「タスク型」ではなく「ミッション型」や「プロジェクト型」で、20~30万円/月で業務をお願いすることが可能になります。
企業のさらなる発展のためには、優秀なWebマーケティング人材の確保や育成を継続的に行うことは不可欠。Webマーケティングに課題を抱える企業は、活用を検討してみてはいかがでしょうか?
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