厚生労働省のリスキリングプログラム(就職氷河期世代向けデジタル時代のセールスサポート人材育成)で目指すこと

Warisの藤見です!
厚生労働省の「受講者の特性に対応した教育訓練手法の構築・普及促進事業」(令和5年度から6年度までの2カ年事業)に採択され、先日より新しいリスキリングプログラムをスタートしました。

就職氷河期世代向けデジタル時代のセールスサポート人材育成
https://careershift.waris.jp/digital

男女間賃金格差格差解消のために

日本において、女性の就業率は80%を超え、米国よりも高い数字である一方で、男女間の賃金格差は21.3%となっています。経済協力開発機構(OECD)の調査によれば、先進国平均の2倍に相当します。考えられる原因としては女性の就業者のうち、半数以上が非正規雇用(パート・アルバイト・派遣社員など)であること、女性管理職の少なさなどがあげられます。

私たちはこの解決の第一歩として非正規雇用や離職中の方がリスキリングを通じて、まずは正規雇用として働き始めることを目指すべく、本プログラムを設計しました。

就職氷河期世代とリスキリング

政府が「人への投資」の中で重点的に予算を配分しているリスキリング。社会情勢に翻弄されてきた「就職氷河期世代」にとってもこの流れは大きなチャンスになると考えています。子育てや介護などでキャリアブランクがある方、転勤帯同などで自分が思い描くようなキャリアを描けなかった方、大学卒業後に非正規雇用としてキャリアを重ねてきたが、正規雇用へシフトしたい方など、市場ニーズの高い分野のスキルを身につけ、自身のキャリアを再構築していただきたいと考えています。

企業は、少子化や労働人口減少の課題を抱える中では、経験者採用や学歴採用に拘っていては立ち行かなくなってきています。学びを経て前向きなキャリア思考を持つ人材の「リスキリング採用」にぜひ積極的に挑戦していただきたいと思います。

これからの人事やマネジメント層の役割は大きく変わっていきます。
経験者を採用するだけでなく、未経験であっても一定の知識を持ったリスキリング人材をどう活かし、その人の、スキル、経験、希望、性格などを掛け合わせ最適なポジションを提案していくことができるか。それがうまくできると会社の新しい価値を生み出す人材へと成長させていくことができるでしょう。採用やマネジメントにおいて、今後は一歩踏み込んだアプローチが必要です。

2023年~2024年はまさにリスキリング元年として位置づけられます。個人も企業も、試行錯誤しながら時代に適応し、新しい採用手法やキャリアに積極的に挑戦していく良い機会としてぜひ本プログラムを活用してください。

デジタル時代にあわせてセールスサポート(営業アシスタント)を再定義

セールスはかつて、営業マン一人一人がアポイントを取り、顧客を訪問し関係構築を行い、受注~契約~アフターフォローまで全ておこなうという属人化されたスタイルでした。

しかし、インターネットの普及によりセールスはデジタル化し、さらに役割を細分化していく、いわゆるTHE・MODEL型へとシフトしました。この変化に伴い、セールスサポートにおいても、営業アシスタント以外にインサイドセールスや顧客満足度向上をミッションとするカスタマーサクセスといった新しい職種が誕生しました。

本プログラムでは、セールスサポート人材に必要なデジタルセールス基礎知識の習得だけでなく、就職に向けてのマインドセットや自分らしいキャリアを描くためのノウハウも提供します。また、オンラインとオフラインのハイブリッド型プログラムのため、受講生同士の横の繋がりも作りつつ、互いに学びを深めながら一緒に就職を目指す仲間も得られるものとなります。

そして、プログラムの最後には就労支援の一環として、セールスサポート人材採用に積極的な企業と受講修了生との「選考」ではない、「カジュアル面談」の場であるミートアップイベントを開催します。

インサイドセールスやカスタマーサクセスといった比較的新しい職種は市場に実務経験が豊富な人材は少なく、需要は増加し続けているため、人材不足が深刻化しています。セールスサポート人材は、あらゆる業界で必要不可欠となっており、私たちはこのプログラムによって企業の人材不足解消にも貢献していくと同時に、リスキリング採用に前向きな皆さまと共に、この新しい採用手法の実現と拡大に取り組んでいきたいと考えています。

関心のある方は是非プログラムへのご参加をご検討ください!


就職氷河期世代向けデジタル時代のセールスサポート人材育成
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