「デジタル時代のセールスサポート人材育成プログラム」ミートアップイベントを開催しました(2024年2月)
2024年2月16日(金)に「デジタル時代のセールスサポート人材育成プログラム」ミートアップイベントを開催しました。
「デジタル時代のセールスサポート人材育成プログラム」は厚生労働省の「受講者の特性に対応した教育訓練手法の構築・普及促進事業」として、Warisが提供する就職氷河期世代向けの就業支援付き無料リスキリングプログラムです。
市場ニーズが高くその後のキャリアの広がりも期待できる「デジタルに強い営業サポート職」を具体的な就職先として想定し、対象者の特性にあわせた集合研修、Eラーニング、キャリアカウンセリングからなる約2ヶ月間のカリキュラムに加えて、就職支援(ミートアップイベント、メールサポート)を行い、IT企業等への就職を支援します。
ミートアップイベントは、このプログラムの集大成として、受講者17名と企業7社が参加し、対面イベントとして開催いたしました。
対面での出会いを通して、お互いの理解を深める機会に
イベントは企業の会社紹介と受講生の自己紹介からスタート。その後は、受講生が各企業ブースを回る形で実施しました。特に事前の書類選考等はなく、受講生がカジュアルに気になった企業の話を聞くこと(いわゆるカジュアル面談)ができます。
1回あたりの面談時間は約10分と短い時間にはなりますが、全ての受講生と企業がお話しできるような設定としており、希望者はその後のフリータイムで個別に追加で話すこともできます。
最初はかなり緊張していた受講者のみなさんも、時間がたつにつれて、緊張がほぐれ、明るい笑顔も交えて企業のご担当者と会話されていた事が印象的でした。
「学びと就職へのモチベーションが高い」就職氷河期世代の女性との出会い
今回のプログラム参加者は全て女性となっており、30代~50代の「就職氷河期世代」の方々で、事務・アシスタントを中心に、営業、バックオフィス、接客・サービスなど様々な職種の経験を持つ方々に参加いただきました。
企業はIT業界が中心となり、大手企業からスタートアップ企業まで幅広い企業の皆様にご参加いただきました。
今回、参加いただいた企業の中から一部の声をご紹介します。
2030年までに、世界中の社員の50%および世界中の管理職の40%を女性と自認する人にするというグローバル目標を実現すべく、女性の採用を積極的に行っており、今回のミートアップイベントにも参加しました。受講生の皆様は学ぶことや就業への意欲が高い方が多く、リスキリング講座を事前にしっかりやっていることもあり高い熱意を感じました。IT未経験であったとしても、営業経験や接客対応などの経験がある方などとのよい出会いに繋がることを期待しています。(デル・テクノロジーズ株式会社 人事本部 採用チーム 羽田真由子様)
就職氷河期世代の人材活用という社会課題や、昨今のリスキリングの重要性に関心があり、このようなリスキリングプログラムを通してどのような人材採用ができるかと考えてイベントに参加しました。思った以上に、積極的な方が多かった印象で、様々な理由で一度断絶したキャリアを再び構築しようとする強い気持ちを感じました。学び直しに加えて、インターン等の実務経験が加わると、さらに企業からみて魅力的なプログラムになるのではないかと思います。(株式会社レブコム 人事部 採用担当 木下眞由子様)
「学びと就職へのモチベーションが高い」女性人材と、直接お話をしていただくことで、通常の採用とは違った形の出会いの場を提供できたのではないかと感じています。今回のミートアップイベントを通じて、受講生と企業の良い出会いが1つでも多く生まれるように引き続きサポートしてまいります。
2024年、官民をあげて取り組む「リスキリング」のモデルづくり
2024年は、前年に続き岸田政権が掲げる「人への投資」方針に沿って、厚生労働省や経済産業省など関連する省庁で「リスキリング」に関する事業が実施されており、官民をあげて様々なリスキリングへの取り組みが行われています。
今回の厚生労働省の「受講者の特性に対応した教育訓練手法の構築・普及促進事業」は、2024年度も継続予定となっており、今回の第1期試行を元に、プログラムの改善を行い、2024年の夏頃に第2期のプログラム試行、そして、その後の普及促進に向けて様々な検討を行う予定となっています。
デジタル分野でリスキリングに興味のある就職氷河期世代の女性や、このようなリスキリングプログラムで学び直しを行った人材に関心のある企業の皆様のご参加をお待ちしております!