自分のアイデンティティが総入れ替えされたWarisとの出会い
Warisの最年少&唯一の平成ジェネレーション、リクルーティングコンサルタントの武上です。
ジョインした当時、若いのにもう世の中の働き方に関心を持っているんだね!とメンバーから言われたことがありました。Warisのメンバーのほとんどが、ある程度の社会人生活やライフイベントを経験しています。働き方・生き方に課題感を持ったメンバーがWarisのビジョンに共感して集まっているので、20代半ばの私は物珍しかったのかもしれません。そんな私もWarisに入社して早1年。Warisに出会う前と今の心境の変化について、私目線で綴ってみたいと思います。
キャリアに対して消極的だった新卒の私
私のキャリアのスタートは銀行。中でも一番就職偏差値が高いと言われる某行へ。
入行した理由は、持っているチケット(=学歴と新卒というカテゴリー)で入れる最高の環境を選択しようと思ったから。
今考えても最悪ですね。当時自分でも「おいおい…」とは思ってました。
でも、当時の私は「働く」ことに期待を持てなかったのです。日本の女性管理職の比率は11.1%(2014、総務省調べ)、どうせ出世も難しいし、出産したらどこかでキャリアは途切れるんじゃないか、と。パワフルに働いていた女性たちが、出産やパートナーの転勤・駐在帯同で苦労する姿を目にするたび、耳にするたび、二兎は得られないと社会から宣言されているようでした。正直、女性が積極的に働く意味がわかりませんでした。
振り返ると、当時の私にとっての働くは、社会参加のための労働でしかなかったように思えます。
働き方の転機―難病の夫との結婚
実際にキャリアの分裂を感じたのは、結婚してまもなく、夫が入院したときのこと。治療で治るものではなかったため、私は夫の難病と付き合っていくことになりました。
看病は仕事に穴をあけるようなもの。でも、わたしの考えでは仕事は生活の上に成り立っています。難病の家族を持ったわたしは、生活を仕事に譲りたくはなかった。このままでは、自分にとって「働く」を意味あるものにできない気がしていました。
柔軟過ぎるWarisとの出会い
そんな中、葛藤が行動を呼び、偶然Warisと出会いました。「お堅い銀行の次はベンチャーって、履歴書が面白くなるかもよ」というキャリアカウンセラーの一言に押されてジョイン。同時に家族社会学について学ぶため大学院にも入学しました。最初は学業の傍らインターンのつもりでしたが、Warisでの仕事は思っていた以上に興味をそそり正社員として働くことに。家庭×仕事×大学院のバランスが取れるのも、時間も場所もフレキシブルに働けるWarisだからできていることなんだと、改めて感じています。
Warisとリクルートコンサルタントという仕事の魅力
この仕事を始めた頃は、異業種転職で戸惑うこともあったけれど、仲間に支えてもらいながら自分のペースで働けています。フリーランス女性と企業のマッチングを通して新しい働き方を創る毎日はとても刺激的でもあります。
<私が感じるWarisリクルートコンサルティングの楽しさ>
1)柔軟な働き方に関心の高いベンチャーの経営者の方々とお話し、今はまだない最新技術やサービスについて聞けること。
2)未来志向のベンチャー企業と、ストーリーを持った個人のたくさんの出会いに立ち会えること。
組織で動くための企業側の事情。それぞれの個人のストーリーに合った働き方。その接点を見つけるのは難しい作業ですが、同時に、画一的な労働の在り方から一人一人に合った働き方への社会のパラダイムシフトをスローモーションで見ているような面白さがあります。
クライアント企業の方々、パートナーの方々などたくさんの出会い、Warisのメンバーとの出会いに勇気づけられて、次第に、消極的だった私の「働く」が「やりたい!叶えたい!」と前向きになっていきました。
もっともっと、あらゆる人が自分の「働く」を実現する姿をみてみたい。その探求心が今の私の働く原動力かもしれません。