経理フリーランスとのマッチング成功のコツ|企業担当者向け
経理・財務の専門人材が採用市場で不足するなか、決算業務の属人化や、IPO準備・内部統制強化のための一時的な専門知識の確保に頭を悩ませる経営層・経理責任者の方は少なくありません。
中途採用市場では経理経験者、特に決算や連結会計に強い人材ほど競争が激しく、採用まで数か月を要するケースも珍しくありません。正社員採用は難易度・コストともに高く、必要なタイミングでのスピード対応にも限界があります。
そこで近年注目されているのが、経理領域に特化したフリーランス(プロ人材)とのマッチングです。本記事では、経理フリーランスに依頼できる業務範囲や、企業がマッチングを成功させるためのポイントを解説します。
1. 経理領域でフリーランス活用が急拡大する理由
少子高齢化に伴う労働力不足は、経理・財務分野においても深刻です。決算業務や内部統制対応など専門性の高い業務ほど、社内で十分なスキルを持つ人材を確保することが難しくなっています。加えて、経理業務は月次・年次決算のタイミングで負荷が集中しやすく、繁閑差が大きいことも人員計画を難しくする要因です。
正社員を通年でフル稼働分採用すると固定費が重くなる一方、必要な期間・工数だけ専門人材を確保できるフリーランス活用は、コストと専門性のバランスを取りやすい選択肢といえます。
日本経済新聞(2023年10月9日付)でも、経営中枢に関わる業務にプロ人材の活用が広がりつつある実態が報じられました。経理・財務は経営の根幹に近い領域であり、単なる人手不足の穴埋めではなく、専門性そのものを外部から取り入れる動きが加速しています。
2. 経理フリーランスに依頼できる業務範囲

経理領域のプロ人材は、日次の記帳代行にとどまらず、より高度な業務にも対応可能です。Waris(ワリス)では、経理フロー構築、月次・年次決算、連結決算、資金繰り管理、予実管理、IPOに向けた内部統制構築・内部監査など、幅広い経理業務に精通したプロ人材をご紹介しています。単純作業の外注を目的としたクラウドソーシングとは異なり、経営に近い意思決定を支える実務経験者を紹介できる点が特徴です。特に、上場準備企業やM&A後の決算体制強化、経理責任者の産育休・退職に伴う一時的な体制強化など、専門性の高いプロジェクトほど、フリーランス活用の効果が発揮されやすい領域です。
なお、経理領域のフリーランス活用は、記帳代行などを単発で発注するクラウドソーシングや、定型業務の人員補充に向く人材派遣とは性質が異なります。エージェント経由でのマッチングは、専門性の見極めや稼働条件の調整に一定の工数がかかる一方、決算対応やIPO準備のように、スキルのマッチ度と再現性が重視される局面で効果を発揮しやすい方法です。
3. マッチングを成功させる3つのポイント
経理フリーランスとのマッチングを成功させるには、以下の3点を押さえておくことが重要です。
①面談による見極め
スキルレベルだけでなく、自社の経理フローや使用会計システム、企業文化に合うかどうかを、面談を通じて確認しましょう。見極めの視点としては、(1)決算や税務など委託業務を遂行できる専門性があるか、(2)経営陣や他部署と円滑に連携できる人物像か、(3)業務への向き合い方や価値観がチームとしてなじむか、の3点を意識すると判断がしやすくなります。
②業務範囲・稼働条件の明確化
経理業務は範囲が曖昧になりやすいため、依頼する業務内容やレポートライン、稼働時間・報酬水準を事前にすり合わせておくことがトラブル防止につながります。特に決算の「どこまで」を任せるかは、認識のズレが起こりやすいポイントです。
例えば、記帳から月次試算表の作成までなのか、決算書の作成や税理士・監査法人とのやり取りまで含むのか、また月次でのレポーティング頻度や報告先は誰かといった点は、契約前にできるだけ具体的にすり合わせておくと、後々の「思っていたのと違う」を防げます。
③エージェント活用によるスピードと精度の両立
自社の採用活動だけでは経理・財務分野の専門人材確保に限界があります。経理領域に強いエージェントを介することで、スキルマッチの精度と契約開始までのスピードを両立できます。また、報酬相場や稼働条件の目安についても、エージェントから市況情報の提供を受けられるため、自社だけで交渉条件を手探りする必要がなく、経理担当者・経営層双方の負担を軽減できます。
4. 経理プロ人材活用がもたらす経営メリット

経理業務を外部の専門人材に任せることは、単なる人手不足対応にとどまりません。派遣では定型業務中心の対応にとどまりやすく、正社員採用は固定費増加とスピード面の課題が残ります。フリーランス・プロ人材の活用は、その中間として、専門性の高い非定型業務にも柔軟に対応できる点が強みです。Warisでは書類選考通過率約17%という高い基準で人材を厳選しており、契約継続率は約98%という実績があります。
▼経理・財務領域でどのような人材を紹介できるか、詳しくはこちら
https://waris.co.jp/service/btobsolutions
5. 経理フリーランスの活用を検討すべきタイミング
経理領域のフリーランス活用は、以下のようなタイミングで特に効果を発揮します。
・決算期を控え、既存メンバーだけでは業務が回りきらないとき
・経理担当者の退職・休職が決まり、後任採用に時間がかかりそうなとき
・IPO準備に伴い、内部統制構築など専門知識が一時的に必要になったとき
いずれも「正社員採用では間に合わない」「派遣では専門性が不足する」というギャップを埋める場面であり、フリーランス・プロ人材ならではの強みが活きる局面です。
まとめ:自社に合った経理人材との出会い方
経理・財務領域は専門性が高く、社内だけでの人材確保には限界があります。フリーランス・プロ人材の活用は、決算体制の強化やIPO準備、繁忙期の一時的な体制補強など、経営上重要な局面において有効な選択肢です。人材要件の整理や稼働条件のすり合わせには一定の準備期間がかかるため、決算期やIPO準備のスケジュールから逆算し、早めに情報収集・検討を始めることが、良質なマッチングにつながります。
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