フリーランスの人事で独立する方法~求められるスキルと経験は?~

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「人事としてのキャリア、このままでいいのかな?」
「出産や介護といったライフステージの変化があっても、専門性を活かして働き続けたい」

企業の根幹を支える人事として経験を積んできた方の中には、今後のキャリアにそんな漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

実は今、あなたのその経験とスキルを「即戦力」として求める企業が急増しています。それが、時間や場所に縛られず、業務委託で企業の課題解決を支援する「フリーランス人事」という働き方です。

この記事では、あなたが会社員として培った経験を最大の武器に変え、自分らしいキャリアを築くための具体的な方法や、企業から本当に求められるスキルについて詳しく解説します。

人事フリーランスの案件紹介


▼目次
1. フリーランスの人事を企業は求めている
2. フリーランス市場はどうなっている?
3. フリーランス人事に求められるスキル・経験
4. フリーランスの人事になる方法
5. フリーランス人事の事例
6. フリーランス人事のメリット・デメリット
7. 人事スキルを活かしてフリーランスに挑戦しよう

1. フリーランスの人事を企業は求めている

人事というと、企業にとってなくてはならない重要な機能を思い浮かべることでしょう。しかし、最近では、この不可欠な人事業務を外部に委託する動きが広がっています。特に、採用業務は人事の中でも核となる部分であり、専門のスタッフがいない、採用に関する深い知見がない企業も少なくありません。

人事の知識とスキルを備えたフリーランスは、いわば即戦力。新人研修にかかるコストや時間を考慮すると、経験豊富なフリーランスの人事専門家に業務を委託するほうが、結果的にコスト削減にもつながります。

また、中途採用によって経験豊かな人材を確保する方法もありますが、既存の社員との相性問題などが起こる可能性もあります。フリーランスならば、プロジェクト単位での契約となり、企業はその柔軟性から採用しやすくなります。さらに、新しい視点をもたらすことで、チームの行き詰まりを解消することも期待できるでしょう。

豊富な知識や経験を持った人事のプロにサポートしてもらいたいと考えている経営者も多く、人事制度の構築についてのノウハウを提供するなど、アドバイザーのような役割も求められています。

2. フリーランス市場はどうなっている?

国内のフリーランス人口が増加している現象は、今や無視できない社会的動向となっています。リクルートワークス研究所によると、就業者の約7%、それは約440万人がフリーランスとして活動していると報告されています。

かつての「正社員=副業禁止」という概念は徐々に崩れ、多くの人が本業の傍らフリーランスの仕事を受けるようになりました。この変化は、政府や企業の副業推奨の方針によっても後押しされています。

特に、人事を含むバックオフィス業務でフリーランスの需要が増えているのは、人材不足が深刻化する中での自然な流れです。これは一時的な現象ではなく、将来にわたってこの傾向は高まっていくでしょう。

経済産業省の報告によれば、フリーランスを活用している企業の約半数が「現状維持」を、さらに約4割が「今後も活用を増やす」と計画しており、「活用を減らす」と回答した企業は一つもないとのことです。

これはフリーランスの役割が今後も拡大していくことを示しており、企業としても、フリーランスとしても、新たな働き方の可能性が広がっていることを意味しています。

(出典:2017 経済産業省「雇用関係によらない働き方」に関する研究会 報告書

3. フリーランス人事に求められるスキル・経験

フリーランスの人事として市場価値を高めるには、単なる実務経験だけでなく、将来のキャリアの土台となる「コアスキル」を磨く視点が不可欠です。特に、業務の「上流工程」から実務までの一連の流れを経験していると、企業から戦略的パートナーとして重宝されます。

例えば、同じ業務でも以下のような経験があると、あなたの市場価値は大きく変わります。

採用業務の場合

実行レベル(下流):面接調整、候補者やエージェントとのやりとり
戦略レベル(上流):会社の事業戦略を理解し、それに基づいた採用計画の立案、ダイレクトリクルーティング戦略の策定・実行、採用ブランディングの構築など。

労務管理の場合

実行レベル(下流):勤怠データの精査、給与データの作成、問い合わせ対応
戦略レベル(上流):法改正に対応した就業規則の改定、多様な働き方を支えるための人事制度の設計・導入、従業員エンゲージメント向上のための企画立案など。

このように、ただ業務をこなすだけでなく、企画や戦略といった「上流工程」に携わった経験は、フリーランスとして独立する際の大きな武器になります。

また、30代以降は「マネジメント経験」も重要な要素です。後輩の指導や、社内プロジェクトのリーダーなど、小規模でもチームをまとめた経験があれば、積極的にアピールしましょう。

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4. フリーランスの人事になる方法

人事のスキルを活かして企業と契約を結び、フリーランスで仕事をしていくためには、何から始めればいいのでしょうか?

独立してフリーランスになるということは、営業活動や報酬交渉、仕事のスケジューリングも全て自分で行わなくてはいけません。

会社員時代の知人や知り合いのツテを頼ったり、もしくは全く知られていない会社に自分を売り込んでいきながら仕事を獲得していくことになります。ただし、安定した収入を得られるまでの道のりは、簡単ではありません。

そこで、おすすめしたいのがフリーランス人事に強いエージェントを活用することです。

Warisパートナーとして無料会員登録いただくと、フリーランス×人事のお仕事検索や応募がスムーズにできます。

そして、人事経験や就職支援の経験を豊富に持つキャリアカウンセラーが、丁寧なカウンセリングを行うため、自分に合った仕事を見つけやすくなっています。

フリーランスとして仕事をしていると、疑問や不安を話せる相手がいなくて心細くなってしまったりするもの。

そんな時もキャリアカウンセラーに相談することができますから、心強いでしょう。

クライアント企業との面談はもちろん、契約更新や請求書の作成など、いろいろな面でサポートしてもらえますよ。

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5. フリーランス人事の事例

フリーランス人事の仕事が本当にあるのか?具体的にどういった仕事内容なのか?気になりますよね。

ここでは、Warisで実際に紹介しているお仕事の事例を見ていきましょう。

■ 宇宙関連スタートアップ企業での採用業務

業務内容:中途採用を中心とした採用業務全般(ダイレクトリクルーティング、エージェントコントロール他)
月間稼働時間:100~160時間
ワークスタイル:完全リモートワーク

■ メーカーの労務グループ内勤怠管理業務

業務内容:勤怠データ精査、給与データの作成、勤怠についてのメール問い合わせ対応他
月間稼働時間:15~25時間
ワークスタイル:応相談

他にも、勤務日数の少ない求人もあり、ダブルワークを探している人や、在宅ワークを考えている人にもきっとマッチする案件が見つかりますよ。稼働日数の少ない案件を複数行って経験値を増やすのも、ひとつの選択肢です。

※こちらの仕事情報は募集を終了しています。現在応募可能な人事×フリーランスの求人情報はお仕事情報の一覧・検索よりご覧いただけます。

6. フリーランス人事のメリット・デメリット

最後に、人事のフリーランスとして働くことのメリット・デメリットについて見ていきましょう。

■ フリーランス人事のメリット

フリーランスで働くことの最大のメリットは、時間や場所にとらわれずに仕事ができるということでしょう。

クライアント企業の要望にもよりますが、週1回~月数回だけ出社してくれれば、あとは在宅でもいいという場合もあります。会社に常駐している必要がないので、複数の企業と契約して仕事を同時進行することもできます。

一口に人事と言っても、採用、制度、研修などジャンルの違うさまざまな領域があります。その中で、自分の得意分野に絞って活動することができるのも、フリーランスならではのメリット。時間や場所だけでなく、仕事の内容も自分でコントロールできるのが、フリーランスという働き方です。

女性は結婚や出産などのライフイベントにキャリアを左右されてしまいがちですが、フリーランスならその心配もありません。会社員でも産休や育休、時短制度などを利用して働くことは可能かもしれませんが、マミートラックに陥ってしまったり、会社に居づらくなってしまったりということもあります。

■ フリーランス人事のデメリット

自由な働き方ができるフリーランスは魅力もありますが、当然デメリットも存在します。

一番にあげられるのは、収入の不安定さでしょう。特にフリーランスになったばかりの頃は、仕事を見つけるのにも一苦労です。コンスタントに稼げないことも十分考えられる事態ですよね。

人脈がそんなにあるわけじゃないし、そもそも仕事の探し方が分からないという人もいるでしょう。思い切って飛び込みの営業をしてみるのも手ですが、仕事に繋げるのはなかなか難しいですよね。

ただ、これはフリーランスに強いエージェントを利用することで、解決できる問題ではあります。Warisパートナーではお仕事紹介から報酬交渉、キャリアアドバイスまでサポートしているので、ぜひ頼っていただきたいです。

バックオフィス系のフリーランスが増えてきているとはいえ、まだまだ浸透しきっていないのが現状。周囲に同じような働き方をしている人がいなくて、孤独を感じてしまうかもしれません。

これも、エージェントに登録しておくことが対処法になります。Warisパートナーならキャリアカウンセラーに相談することで、きっと悩みを解決してもらえますよ。

7. 人事スキルを活かしてフリーランスに挑戦しよう

フリーランスとしての働き方は、時間や場所に縛られることなく、自分の得意分野で活躍できる魅力的な選択肢です。特に、会社員として培った人事のスキルを持つ方にとっては、新たなキャリアパスを開く絶好の機会かもしれません。

フリーランスとして独立することは、確かに挑戦と覚悟が伴います。しかし、自分のスキルと経験を活かし、自由な働き方を実現することは非常に大きなメリットになるはずです。エージェントの利用を通じて、サポートを受けながら安定したフリーランスのキャリアを築くことも可能です。

あなたがこれまでに培ってきた人事のスキルや経験を存分に活かしながら、自分にとって最適な働き方を見つけてみませんか?

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▼参考記事:人事の業務委託・採用代行にフリーランスをおすすめする3つの理由
https://waris.co.jp/15244.html