Waris、「女性役員の実態調査」を発表 悩みは「フィードバックが受けにくい」「学びの場が少ない」女性役員増に効果的なのは「社内外の女性役員層とのネットワーキングの機会」

【プレスリリース】


Waris、「女性役員の実態調査」を発表
悩みは「フィードバックが受けにくい」「学びの場が少ない」
女性役員増に効果的なのは「社内外の女性役員層とのネットワーキングの機会」


「キャリアシフトプラットフォーム」を通じて、すべての人の自分らしい人生を応援する人材サービス企業株式会社Waris(所在地:東京都千代田区、代表取締役:米倉史夏、田中美和、河 京子、以下Waris)は、6月の株主総会シーズンを前に、女性役員の紹介サービス「Warisエグゼクティブ」のご登録者を対象に実施した「女性役員の実態調査~現場の声から課題と女性役員増への示唆を探る~」の結果を、本日発表いたします。

「女性役員の実態調査」全文 URL:https://info.waris.co.jp/2305_exe_report

■調査背景

今年4月に岸田首相が女性役員の割合増に関する新たな目標を掲げた他※1、コーポレートガバナンスコード改訂※2やESG・SDGsの観点も背景に、近年企業の女性役員人材へのニーズは急激に高まってきています。
そのような中、“女性役員はどのような悩みや課題を抱えているのか”“何が女性役員人材増加に寄与するのか”などの女性役員人材領域に関する現状や課題をあぶりだすことで、意思決定層の多様性推進へ向けた女性役員増加の一助とすべく本調査を企画・実施いたしました。

※1 女性役員割合の新目標:東証プライム市場に上場する各企業で、2030年までに30%以上(今年4月27日男女共同参画会議より)
※2 2018年改訂では女性や外国人などを取締役に入れるように、2021年改訂ではプライム市場上場企業において取締役の3分の1以上を独立した社外人材から選ぶよう求める

■調査結果 概要

本調査の結果、女性役員は「フィードバック・評価が受けにくい」「役員周辺業務に関する学びの場が少ない」といった悩みや課題を抱えていることが分かりました。また、女性役員を増やすために効果的なこととして、「社内外の女性役員・管理職とのネットワーキングの機会」「業務経験の男女格差是正(新規プロジェクトの企画提案、共同プロジェクトのマネジメント、事業戦略全体の策定業務など)」が挙げられました。

これらを踏まえて、Warisは今後、役員領域に関するオンラインウェビナーや講座などを提供し、学びや経験の獲得とディスカッションやフィードバック、ネットワーキングの促進の一助となることを目指します。

■調査結果

1.役員を初めて引き受ける際にネックになったこと、不安に感じたこと
「責任の増加」が45.3%、次いで「能力・経験が不足していると感じた」が28.1%(複数回答)

2.現在役員を担っている理由
「仕事内容に興味ややりがいを感じて」が59.4%、次いで「女性活躍に貢献したい」が51.6%、「経験を積みたい」が48.4%、「経験やスキルを活かしたい」が45.3%となった(複数回答)

3.役員で苦労や不満に感じている点
「フィードバック・評価が受けにくい」が37.5%、次いで「役員周辺業務に関する学びの場が少ない」が32.8%(複数回答)

4.女性役員を増やすために効果的だと感じること
「社内外の女性役員・管理職とのネットワーキングの機会」が50%、次いで「業務経験の男女格差是正(新規プロジェクトの企画提案、共同プロジェクトのマネジメント、事業戦略全体の策定業務など)」が46.3%、「柔軟な働き方の実現(フレックスタイム・テレワークなど)」が43.8%、「経営層による働きかけ」「役員の類似経験を積むこと」が42.5%となった(複数回答)

※上位回答のみ(全回答は全調査結果に記載:https://info.waris.co.jp/2305_exe_report

5.役員として、多様性の観点で企業や社会に貢献できていると感じられていること(フリーコメント)

  • 取締役会議においても、異なる視点や発想を経営判断に入れることで、取締役会が活性化し、また多様な視点で、経営判断ができるようになること(取締役/50代)
  • 旧態依然のコメント等に再考を促す機会があること。具体的な個人としての実例を提示できること。ロールモデルとして助言できること。(役員経験あり/60代)
  • 外資系人事での経験を元に後継者育成、次世代社内取締役候補の選定、育成などについて指名委員会で貢献できています。(社外取締役/60代)

6.役員を目指す女性へのアドバイス(フリーコメント)

  • 未経験のキャリアに挑戦する勇気を持つこと、今の地位処遇仕事内容を後進に譲る決意をすること(取締役/60代)
  • 誰でも初めて引き受けるときや新しいミッションとして引き受けるときは不安や能力経験不足ではないかと感じるものだが、一番大事なのは「自分がやるという覚悟とコミット」で能力経験を勝ると感じる。(執行役員/50代)
  • スキルや知識だけでなくネットワーク作りも非常に重要だと思います。どんな仕事も前向きに楽しむマインドも大切にしています。(取締役/50代)
  • 自分一人のためだけでなく、後に続く女性達のためにも頑張って欲しい(社外取締役/40代)
  • 視座を高くし仕事にあたること、胆力を鍛えること、志を高くもつこと(取締役/60代)
  • より意見を言える立場に就いていただきたい、そのためにも学び続け、努力を惜しまず、家庭も家族も大切にしてください。(役員経験あり/65歳以上)

■「女性役員の実態調査~現場の声から課題と女性役員増への示唆を探る~」概要

全調査結果:https://info.waris.co.jp/2305_exe_report
調査期間:2023年3月7日~3月31日
調査(告知)対象:女性役員の紹介サービス「Warisエグゼクティブ」ご登録者
調査方法:WEBアンケートフォームによる回答
回答数:80件(役員経験者:64人 役員未経験者:16人)
調査主体:株式会社Waris

■引用・転載にあたってのお願い

「女性役員の実態調査」は、下記条件に基づきご自由にご引用・ご転載いただけます。
・必ず、「株式会社Waris」のクレジット表記をお願いいたします。
・引用、転載先のWEBサイトから調査結果へのリンクを行う場合は、以下のURLをご利用ください。
https://waris.co.jp/21109.html

▼本プレスリリースPDFはこちらからご覧ください
https://info.waris.co.jp/230516_newsrelease_exe_report


■株式会社 Warisについてhttps://waris.co.jp/
エージェント事業、リスキリング事業、ソリューション事業を通じて、すべての人の『自分らしい人生(Live Your Life)』を応援する人材サービス企業。
ビジネス系フリーランス女性と企業とのマッチング事業「Warisプロフェッショナル」を主軸として、女性役員の紹介サービス「Warisエグゼクティブ」や仕事に直結する学び直し(リスキリング)を支援する「Warisリスキリング」などを展開。
ご登録女性数は約26,000名、顧客企業約2,000社。Warisエグゼクティブご登録女性は約700名。(2023年4月末現在)

<会社概要>
・本社所在地 : 東京都千代田区神田鍛冶町3丁目7  神田カドウチビル8F
・設 立 : 2013年4月
・代 表 者 : 代表取締役 米倉史夏、田中美和、河京子(※共同代表)
・事業内容 : 人材サービス、有料職業紹介事業。各種多様な生き方・働き方に関するセミナー、イベント等の企画・開催・運営

【お問い合わせ】
株式会社Waris 広報担当(松本) pr@waris.co.jp / 03-5577-5957