子持ちの女性管理職が仕事と家庭を両立するには?

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子育てをしながら管理職として働くことは、大きな責任とやりがいを伴う一方、「時間的制約の中で、どうやって仕事と家庭を両立させればいいのか」と悩む方は少なくありません。

キャリアもライフも充実させたい「フルキャリ」志向の女性が増えるなか、管理職としての責任と、育児や家事という現実の板挟みになることも・・。

この記事では、子持ちの女性管理職が実践する具体的な時間術の工夫に加え、キャリアを諦めずに自分らしく働き続けるためのマインドセットについて解説します。

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▼目次
1. 子持ち女性管理職が仕事と家庭を両立する方法
1-1. 食事の準備
1-2. 洗濯の工夫
1-3. 子どものケア
1-4. 仕事と時間管理

2. 限られた時間を最大限に活用しよう
2-1. 一人で抱え込まない
2-2. 自分だけのキャリアパスを描こう

1. 子持ち女性管理職が仕事と家庭を両立する方法

子育てをしながら女性管理職として働くというのは、想像以上に大変なことですよね。

毎日、仕事と家事の時短のために色々な工夫をしていることでしょう。

ですが、それと同時に、「自分一人でできないことは潔く手放す」というのも、彼女たちが大事にしているポイントです。

では実際に、忙しい日常をどのようにして乗り越えているのか、彼女たちの具体的な方法を一緒に深堀りしていきましょう。

食事の準備

【ポイント】

・宅配の食事キットを利用する
・ネットスーパーを使って買い物の時間を節約する
・夕食の準備はつくり置きで対応
・平日の夕食はシッターにお願いする

買い物に行ったり献立を考える手間を省くために、食事キットの宅配サービスやネットスーパーを利用する方が増えています。

こういったサービスは日々の忙しさから解放してくれますが、毎日利用すると家計のお財布には少し厳しいかもしれません。

そこで、「週に2日」だけ利用するといった利用頻度を決めてみるのがオススメです。

さらに、自分で直接買い物に行かずに済むことで、週末も買い出し等に時間を取られることなく、子どもとの貴重な時間を増やすことができるママたちも多いです。

洗濯の工夫

【ポイント】

・ドラム式洗濯乾燥機を使う
・洗濯は1日おきにする
・服やタオルを多めに用意する

女性管理職の忙しい日々では、洗濯も一筋縄ではいかないもの。時間節約のために、洗濯機を限界まで詰めて洗う女性も多いかもしれません。

ですが、下着やデリケートな衣類はお風呂で手洗いする必要も。そこで、季節の始まりに子どもの服やタオルをまとめて購入し、洗濯の頻度を減らすのも一つの方法です。

洗濯物を減らすだけでなく、毎回洗わなくても済むように事前に準備することで、もっと効率的に日々を過ごせるかもしれません。

子どものケア

【ポイント】

・病児保育とベビーシッターは育休中から準備
・保育園は妊娠がわかったらすぐに手配
・週末は買い物に行かず、子どもと過ごす時間を増やす

管理職としてのキャリアを築くうえで、子育てとの両立は大きな課題です。

その大きな壁を乗り越えるためには、育休中から病児保育やベビーシッターの手配をしておくと、仕事復帰がスムーズになるでしょう。

さらに、保育園への入園は仕事復帰に不可欠。ですが保育園の入園は簡単ではないため、妊娠がわかったらすぐに保活を開始することが肝心です。

事前の準備と計画が、仕事と子育てのバランスを取るうえで非常に重要になるでしょう。

仕事と時間管理

【ポイント】

・極力残業は少なくし、必要なら家などで仕事をする
・保育園のお迎えギリギリまで仕事をしてから帰る

保育園のお迎えの時間に間に合うか?必ず仕事を終えられるか?といった時間管理が気になる女性も多いでしょう。

まずは残業を最小限に抑え、可能であれば仕事を持ち帰るスタイルが考えられます。チームの情報共有にクラウドサービスを利用すれば、家や外出先からでも仕事ができ、柔軟性が増すでしょう。

また、保育園のお迎えギリギリまで働いてから帰宅する女性もいます。19時まで延長対応してくれる学童もあるので、お住いのエリアの学童保育を調べてみるのもおすすめです。

2. 限られた時間を最大限に活用しよう

一人で抱え込まない

管理職になると、自分の仕事だけでなくチーム全体の成果にも責任を持つため、プレッシャーは大きくなります。子どもの急な発熱などで時間を制約される中、「管理職なのに申し訳ない」と一人で全てを抱え込んでしまうケースは少なくありません。

大切なのは、「限られた時間でどう成果を出すか」という視点と、周囲を積極的に巻き込む姿勢です。家事や育児は家族や外部サービス(家事代行、シッターなど)を頼るだけでなく、職場でも「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」 に負けない発信が重要です。「子育て中だからセーブしたいだろう」という周囲の思い込みに対し、「私はキャリアアップしたい」「このプロジェクトに挑戦したい」という意欲を言葉にしてアピールしましょう。

自分だけのキャリアパスを描こう

最後に、もし身近に「子持ちの女性管理職」というロールモデルが見つからなくても、心配する必要はありません。キャリアの悩みとして「身近なロールモデルがいない」ことはよく聞かれますが、そんな時は「パーツモデル」という考え方を取り入れてみましょう。

これは、一人の完璧なロールモデルを模倣するのではなく、様々な人から「良い部分」や「スキル」を「パーツ」として取り入れ、自分だけの理想像を構築していく考え方です。「Aさんの部下指導」「Bさんの時間術」「Cさんの戦略的視点」というように、社内外の素敵な人の良い部分を組み合わせて、あなただけの管理職スタイルを築いていきましょう。

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