女性管理職としての働き方を考えるミートアップイベント「Women Career Meetup」を開催しました
▼目次
1. ミートアップイベントとは?
2. 開催の背景
3. 企業ピッチ
4. 各ブース×グループ単位セッションタイム
5. フリーセッションタイム
6. 事務局として関わってみて感じたこと
株式会社Waris エージェント事業部の矢澤です。
2024年2月、新宿で小さなミートアップイベントが行われました!
Warisとしては初めて「女性管理職」というキーワードのもと開催した企画です。
女性管理職としてのキャリアに関心を持つ方 11人と、女性管理職を想定した正社員採用を積極的に推進している企業3社にご参加いただきました。
イベント概要:
https://waris.co.jp/22389.html
1. ミートアップイベントとは?
フラットに・カジュアルに出会い、交流するためのイベントです。
新しいキャリアを志向して企業との出会いを考えたとき、通常は採用のフローにのっとって書類選考という事が多いかと思います。しかし、面談で直接話をしたいのに、書類選考に通ることができないことも、少なからずありますよね。
私たちWarisも創業以来、たくさんの優秀な方々をマッチングしてきたなかで、面談でお会いすれば素晴らしいご知見やキャラクターをお持ちなのに、書類だけで審査に落とされてしまうのはもったいない、何か全く違う企業と個人との出会い方は無いか?と考えた結果、さまざまな形で「ミートアップイベント」を企画・運営してまいりました。
ミートアップイベントでは、履歴書・職務経歴書の選考なしで、直接企業様と話せることができることが大きな特徴です!そしてイベント当日に複数の企業様、複数の個人が集まるので、一日で数多くの出会いが生まれるのもミートアップイベントならではの特徴です。
個人にとっては、Web上や資料だけではわからない、その会社の生の雰囲気を「五感」で感じることができますし、疑問点があれば社員の方に直接質問できます。
企業様にとっては、書類上では分からない個人の人柄や個性、ポテンシャルをやはり「五感」で知る、まさに相互理解の場です。
2. 開催の背景
女性管理職は、「女性版骨太の方針2023」にも「女性の育成・登用を着実に進め、管理職、更には役員へという女性登用のパイプラインの構築を強力に進めることで、企業における女性登用を加速化する。」と明記されるなど、近年の女性活躍へ向けた取組みの重要なキーワードの1つとなっています。
しかしながら、2022年度の女性管理職比率は12.7%(※企業の課長相当職以上の管理職に占める女性の割合:厚生労働省「雇用均等基本調査」より)で、前年度からの上昇幅はわずか0.4ポイントと限定的と言われ、国際比較では低い水準にとどまっています。
そのような中、企業側からは「女性リーダーが出てこない」という声を、女性側からは「女性管理職のロールモデルが少ない」「女性管理職になることのデメリットばかりが目につき、メリットがよくわからない」という声を受け、Warisではこのたび本ミートアップイベントを核とした「女性管理職プロジェクト」を立ち上げ、社員有志を募り8名が参加。
プレ企画としてウェビナーなどで「女性が管理職として働くことの楽しさ、やりがい」を発信してきました。
今回のミートアップ開催に伴い、プレイベントとして2023年12月に2回ウェビナーを開催してきました。
1回目ウェビナー:
管理職のリアルを知る~女性リーダーとして働く醍醐味、面白さとは?
2回目ウェビナー:
転職を経て管理職を選んだ女性が語る自身の成長とは?
本イベントは、このプロジェクトの一旦の集大成として、実際に企業様と「女性管理職」としての働き方にご関心がある個人とが一同に介し、率直な対話を通じて相互を知っていただくこと、また女性管理職のキャリアについてのイメージを深めていただくことを目的として開催しました。
3. 企業ピッチ
まず企業様より、会社概要について各社10分程度、ピッチをしていただきました。
- 採用担当者様ご自身の自己紹介
- 企業様の社風と事業の説明
- 目指すビジョン
- どんな人材像をイメージした採用活動をされているか
- ダイバーシティの取り組みや方針、男女比など
- 女性が管理職として活躍いただける場としてのアピールや情報提供
各社様とも、大変伝わりやすく、わかりやすく社風や事業内容、ご期待などをお伝えいただき、参加者様はもちろん各企業様からも、ときおり笑い声があがる、なごやかな時間となりました。
4. 各ブース×グループ単位セッションタイム
個人の皆様には、11名にご参加いただきました。
管理職候補レベルの正社員を念頭に置いた転職活動をされている方だけでなく、まだ転職活動を始めるには至っていないがキャリアアップを目指して情報収集中の方、フリーランスとして活動中の方、また各社の女性活躍に向けた取り組みや採用方針にご関心があるという方など、さまざまなフェーズの皆様にお集まりいただきました。
「まずはお互いを知る」ことに集中し、どのブースでもやわらかく会話が弾んでいる様子が印象的でした。個人側から簡単な自己紹介をしたのち、企業様にリードいただきながら、お互いを知るための対話を深めていきました。
いくつかの企業側からは、実際に社内で活躍されている、営業・マーケ部門の女性管理職社員の方にもご参加いただいていました。採用担当者からのお話だけでなく、実際に女性管理職の当事者と接点を持てる場は、極めて貴重ではないでしょうか。
企業様と参加者とでは
- 実際にどんな働き方をされているのか
- 管理職としてどういった範囲のマネジメントを担っているのか
- 社内の雰囲気や、社員のキャリアパス、社風など
といった、実際に働きキャリアを築くイメージを掘り下げる質問や、
- 事業の強み
- ダイバーシティの取り組みや方針、男女比など
- 競合との差別化ポイント
など、営業・マーケティング職限定イベントならではのご質問も率直に交わしていただきました。
参加者の皆さんが大きくうなずいたり同感されている姿が何度も見られ、中には立ち上がって熱くプレゼンしていただく企業様もいらっしゃるなど、熱量の高さをうかがわせました。
5. フリーセッションタイム
40分の交流タイムでは、ちょっとしたフィンガースイーツやドリンクを片手に、企業同士や参加者同士など、幅広く対話を楽しんでいただきました。
グループ単位のブースセッション時間内に聞けなかったことを確認したり、関心があることをお互いにアピールできる場でもあります。
また、本イベントでは、転職活動を積極的に行っていらっしゃる方だけでなく、現在フリーランスとして活動している方や、転職そのものを検討している段階の方など、さまざまな属性の方が集まる多様な場でもありました。
ご自身の関心に沿って、積極的に話をされる皆様や、そうした対話にゆっくりと耳を傾ける姿がみられました。
当日参加いただいた企業様からは、
- 普段お目にかかる「候補者」よりも一歩手前のフェーズの方と出会う機会はあまりない。そうした皆様がどんなことを念頭に置いてご自身のキャリアを検討していらっしゃるのか、また自社へどんなイメージをお持ちになっているか、一次情報を得る貴重な機会になった
- 書類だけではなかなかイメージしにくい、人となりやコミュニケーションの姿勢などがわかりやすく、手法としても参考になった
- 正社員としてのキャリアを希望されているだけでなく、フリーランスとして活動されている方ともお話しできたことで、自社で業務委託の方にも活躍いただけそうなヒントを得た
といった、採用広報としての有益性を感じていただくことができました。
また、ご参加いただいた個人の皆様からは
- (転職意向はそこまで無かったが)イベント後は「転職したい」と思った
- 企業側の方と直接対話することで、企業に対する理解や、好感度が非常に深まった
- 少人数だったので、ほぼ全員の方と顔を見ながら会話ができる機会が楽しかった
といった、嬉しい声をたくさんいただきました。
特に、ご自身の現在地を自己認識しキャリア展望を描くうえで具体的なイメージを持てた、また企業様各社に関する今まで知らなかった情報をたくさん得られて解像度が高まった、といった声を多くいただきました。
6. 事務局として関わってみて感じたこと
今回は本記事冒頭にも記載の通り、Warisとして初めての「女性管理職」をコンセプトとしたイベントということで、どういった方に集まっていただけるか、集客に不安があったのですが、蓋を開けてみたら様々なご経験やスキルを有するキャリアマインドの高い方にお集まりいただくことができ、「女性リーダー/女性管理職」への関心の高さを改めて感じました。
一方で、管理職としての働き方そのものに迷いや悩み、ネガティブなイメージを持っている方も少なくなく、各企業での取り組みや女性管理職当事者の方と実際に交流してみることで、ご自身の認識を多少なりともポジティブに変えられる機会を作れたのは、とても嬉しく思います。
またそうした皆様のことを解像度高く理解でき、新たな認知も得られた採用広報の機会として、企業様からは大変ご満足という声が聞けたことも、今後に向けての大きな励みになりました。
わたしたちWarisはこれからも「Live Your Life 全ての人に、自分らしい人生を」をビジョンに掲げ、働くことを通じて自分らしく輝きたいすべての皆様にとって良き伴走役となるよう、さまざまな取り組みを進めていきます。
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